俳優・窪田正孝主演の映画「初恋」が、2月28日の公開を前に濃厚なキャラクター達の映像を公開。中でも“復讐の鬼”と化す女優ベッキーの姿に、早くも衝撃が走っている。
「物語の舞台は、新宿・歌舞伎町。天涯孤独のプロボクサー・葛城レオ(窪田)が負けるはずのない相手と試合をしてKO負け。さらに病に侵され余命幾ばくもない事を知る。そんな葛城が男に追われる少女モニカ(小西桜子)と出会い、二人はヤクザや悪徳刑事らならず者達の抗争に巻き込まれていく。去年5月に行われた『カンヌ国際映画祭2019監督週間』にも選出された、注目の話題作です」(映画誌ライター)
映画には武闘派のヤクザ・権藤に内野聖陽、悪徳刑事・大伴に大森南朋、ヤクザの策士・加瀬は染谷将太、人情派ヤクザ・市川に村上淳、組長代行の塩見三省など個性的な俳優陣が勢揃い。そんな中、ひときわ存在感を放っているのがベッキーだ。
「組の資金源の“ブツ”を巡って、半グレ上がりの恋人・ヤス(三浦貴大)を殺されたベッキーが、雄叫びを上げ血を流しながら“復讐の鬼”と化すジュリを熱演。鬼才・三池崇史監督も『ベッキーがやらなかったら、この役はあそこまで弾けなかった』と絶賛しています。撮影現場を偶然見かけた人たちから『ベッキーが血を流しながら街中を走っていた』というツイッターの投稿がありました」(前出・映画誌ライター)
ベッキーは去年公開された白石和彌監督の話題作「麻雀放浪記2020」に出演。麻雀クラブのママ・八代ゆきと、AI搭載のアンドロイド・ユキの二役を演じ、憑依した演技に多くの観客・関係者から称賛の声が寄せられている。さらに昨年放映されたドラマ「これは経費で落ちません!」(NHK)で、総務部秘書課に勤める性悪女を熱演。要潤が主演する深夜ドラマ「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~」(フジテレビ系)では、訳ありの事務員役を演じるなど、このところ個性派女優として花開きつつある。
「“ゲス不貞騒動”から休養を経て芸能界に復帰したベッキーですが、以前のようにバラエティ番組で笑顔を振りまくようなキャラは卒業。女優として“振っ切れた役”を演じることに活路を見出していますね。本人もインタビューに答えて『お芝居って人生の全てが助走になる』『過去の悲しい出来事や辛いことも学びになる』『それがお芝居に活かせる』と失敗すらも芝居へ昇華させようとする熱い思いを口にしています。間もなく第一子出産のために産休に入りますが、出産後の活躍も今から楽しみです」(エンタメ誌ライター)
“ゲス不倫バッシング”を経験したベッキーがどんな“復讐鬼”に化すのか、映画「初恋」の公開が楽しみだ。
(窪田史朗)