歌手の倖田來未が2月26日放送の「グータンヌーボ2」(関西テレビ)にゲストで出演し、キャリアを通して常に自身の体重を徹底的に管理してきたと自負している。
倖田は1999年に現在の所属事務所である「エイベックス」のオーディションを受けており、トップアーティストとして活躍していた浜崎あゆみやhitomi、Do As Infinityら先輩の名前を挙げながら、「皆キレイで可愛い。その人たちを見てこの事務所に入りたいと思った」とエイベックスを選んだ理由を説明。
しかし、当時の倖田は現在よりもふくよかな体型だったため、3枚目のシングルをリリースする際、事務所からプロモーションビデオを「アニメにするから」と通告されてダイエットを決意。「それから20年間ダイエッターです」と現在も体重管理に余念がないという。デビュー当初の自分の姿については「パンパン」だったと言い、「テレビでお見受けする人は、皆頑張ってはるんやなぁって思いました」と同業者のストイックな姿勢に感心したことを振り返っている。
「特に倖田は“クールな艶感”を武器に活動していましたから、他の歌手に比べて肌見せ度合いの高い衣装を着用するケースが多く、体型の変化がすぐにバレてしまうという点も『20年間のダイエッター』とならざるを得なかった要因でしょう。とはいえ、加齢と共に激太りや体重管理の甘さなどを指摘される歌手が多い中、20年にもわたってダイエットを心掛け体型を維持してきた倖田のプロ意識の高さには『これだけ維持してるんだから立派』『あの声量に体型維持はさすがプロの歌手』『20年のダイエット継続はすごい』と敬服するコメントが多いです。自身を太りやすい体質だと悩む倖田ですから、20年もの間ストイックにダイエットと向き合うというのは生半可な覚悟ではできないことですね」(エンタメ誌ライター)
デビューから数年間はヒット作にも恵まれず、下積み期間にはミカンの箱の上に立って、わずか数名の観客の前で歌わされたこともあったという倖田。苦労人としてのキャリアを歩んできたことで、厳しい体重コントロールから逃げないタフな精神力が養われたのかもしれない。
(木村慎吾)