3月9日から第23週の「揺るぎない強さ」に突入した連続テレビ小説「スカーレット」(NHK)。話の展開としては、主人公・川原喜美子(戸田恵梨香)の一人息子で陶芸家を目指している武志(伊藤健太郎)が、慢性骨髄性白血病を発症。喜美子は、病名を武志に告げるかどうかで悩む。
武志の主治医・大崎茂義として登場した稲垣吾郎は、「吾郎ちゃんのお医者様、凄くいい」「吾郎さんの存在感はさすがですね。そしてあの優しい口調が格別に良い。癒されます」など視聴者から支持されている。
それとは逆に、喜美子の別れた夫・十代田八郎(松下洸平)が登場すると「別れた夫がなぜ何度も家に来るの?」「2人はよりを戻したの?」「八郎が出てくると、ウザイ」とまで書き込まれる始末だ。
「八郎が視聴者から嫌われている理由の1つは、川原喜美子に実在するモデル、神山清子さんがいることが挙げられるでしょう。これまで神山さんの人生は本になり、田中裕子主演で映画化され、ご本人のインタビュー記事も多数あります。神山さんは女性陶芸家のパイオニアというだけでなく、母と息子二人三脚で闘病し、骨髄バンク立ち上げに尽力した人でもあります。その夫であり、八郎のモデルにあたる人物は、喜美子の弟子である女性と出ていってしまったのです。それなのにドラマでは、いつの間にかいい人になっている。そのギャップを受け入れられないという視聴者もいるのではないでしょうか」(女性誌記者)
喜美子と武志の間に八郎がどう関わってくるのか。今後の展開が気になるところだ。