嵐やB’z、ももいろクローバーZなどコンサートで顔認証システムを導入して来場者の本人確認を行うなど、チケットの転売対策を強化するアーティストも増えてきている。しかし、ちょっとした抜け道をかいくぐり、それでもまだまだ減らないのがチケット転売問題の現状だ。
定価の倍以上にもなる高額でオークションサイトに転売されるケースも多く、好きなアーティストのライブに純粋に参加したいと思っているファンたちにとっては当然迷惑な話。その気持ちは主催する側のアーティストたちも一緒だ。
そんな、転売が当たり前に行われている事態を重く見て、アクションを起こしたのが人気ロックバンド「UVERworld」のボーカル・TAKUYA∞だ。そのTAKUYA∞がとった行動が大胆かつ破壊力抜群。さらに「アーティストの鑑」「カッコいい!」と音楽ファンから絶賛されている。
「その驚きの方法というのが、TAKUYA∞自らが転売チケットを購入するというもの。なんでも、その購入したチケットの受け渡しは手渡しで行われたため、TAKUYA∞は待ち合わせ場所で転売主とコンタクトをとったようで、現場でブチ切れ。『二度と俺らのチケットに触れんじゃねえぞ!』と説教したとのこと。最終的に転売主は彼らのバンドのチケットを二度と転売しないことを約束したそうです。かなりロックなやり方だと思いますが、ファンたちは彼の行動に大いに感動しているようですね」(エンタメ誌ライター)
アイドルたちにはマネするのも困難な方法ではあるが、他のアーティストたちも見て見ぬフリをしないで、彼ぐらいファンの気持ちを踏みにじる転売問題と真剣に向き合ってほしいものだ。
(本多ヒロシ)