AKB48グループの新グループが3つも誕生することが突然発表されたが、AKBファンたちはみな共通の不安を抱えているようだ。
3月26日に行われた高橋みなみの卒業コンサート初日で、台湾・台北のTPE48、フィリピン・マニラのMNL48、タイ・バンコクのBNK48の3グループが今年中に発足されることがサプライズ告知された。
すでにインドネシア・ジャカルタのJKT48、中国・上海のSNH48の2グループが活動しているため、今回発表された3つを合わせると、海外を拠点にするグループは合計で5グループとなる。
一気に3つ。しかも国内グループではあるが、新潟を拠点とするNGT48が昨年8月に誕生したばかりと考えると、驚異的なスピードで新グループが誕生していることになる。そのため、ファンも喜んでいるというよりは困惑しているというのが正直なところのようだ。
特にAKBファンたちは「夜も眠れない」などとネットに書き込むように、国内メンバーたちが新しくできた海外グループへ移籍するのではないか、という大きな不安を抱えているという。
「先月末でSKE48を卒業した宮澤佐江もSNHに移籍した経歴がありますから、新グループの底上げのため、ある程度名が売れたメンバーの移籍も十分に考えられる。AKBは現在、次世代メンバーが推されていますし、伸び悩む中堅メンバーには新たな可能性を生むきっかけにもなりますから、移籍を自ら志願するメンバーも出てくるかとは思います。ただ、応援していたメンバーが移籍となってしまった時にはファンは大きなダメージを受ける。もちろん、国外にいってしまう寂しさもあると思いますが、自分たちの応援力が及ばず、海外へ飛ばされてしまったというふうにも受け取れますからね」(アイドル誌ライター)
しかしながら、AKB48からJKT48に移籍し、インドネシアでCM女王に上り詰めるなど、大ブレイクした仲川遥香の成功例もある。メンバーの将来を考えれば、移籍が決まった際には温かく送り出してあげたいところだ。
(石田安竹)