躊躇しがちな“妊娠中の運動”5つのメリット

 妊娠中はお腹の赤ちゃんに負担がかからないかと心配になり、運動するのも気後れしてしまいますよね。結果、運動不足で体脂肪が増え過ぎたり体調不良を起こしたり……。でも、妊娠中でも無理のない範囲で運動を行うことで、次のようなメリットがあるんです。

■体力をキープできる

 体を大切にし過ぎて動かずにいると、筋力が低下して妊娠中の健康管理や出産に必要な体力が減退してしまいます。また、妊娠中の過度なダイエットもNG。必要な栄養素をしっかり摂り入れたうえで適度な運動を行い、体重管理にも役立てましょう。

■太りにくくなる

 全身を大きく動かすことで、血液・リンパ液などの体液循環や自律神経が整い、代謝がよい状態をキープしやすくなります。その結果、妊娠中の太り過ぎを防ぐ効果が期待できます。

■肩凝り・腰痛の予防・改善ができる

 体を動かすことで筋肉がしなやかになり、血液循環も整って、凝りや長時間同じ姿勢でいることによる痛みを予防・改善しやすくなります。

■便秘やむくみの予防・改善ができる

 体液循環の流れがスムーズになることで、水分や老廃物の排出もスムーズに。便秘やむくみにも悩まされにくくなります。

■気分転換やストレス解消になる

 ただ家の中でじっとしているだけでは、気分が晴れないことも。自然の風景を見ながらゆったりとした気持ちで軽い運動をすることで、体だけでなく心もスッキリさせることができます。

 メリットがある一方で、妊娠中は「運動してはいけない」タイミングや強度もあります。妊娠初期は体調が整いにくいため、積極的な運動は避けましょう。下の子がいたり仕事で体を動かす必要があったりする場合は、医師と相談しながら行いましょう。様子をみて必要を感じたら、すぐに休むことも大切です。

 また、安定期に入ってからは、医師に相談のうえで運動を行い、腰やお腹に負担のかかる運動を避けましょう。ゆったりとしたウォーキングや水中ウォーキング、マタニティヨガ、妊婦向け筋トレなど、妊娠中でも負担なく行えるものを選んでください。

 妊娠中の体調管理や出産への備え、産後ダイエットをよりラクにするためにも、無理のない範囲での運動を取り入れてください。

(美容・健康ライター Nao Kiyota)

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