2019年12月にベースメントアップス社が運営する『退職の前に読むサイト』編集部が実施した、社会人210名に対する「仕事に関する意識調査」によれば、「朝起きるのが辛いですか?」の問いに対して、「とても辛い」と答えたのが69%と、約7割にも上っていました。
調査対象がこのサイトに集まる人という前提もありますが、これほど多くの人が毎朝ツラい思いをしていると考えるとちょっと驚きますよね。多くの場合、精神面が関係しているものですが、対策として脳科学的にアプローチしてみるのも一つの方法です。
脳科学者の茂木健一郎さんの著書「脳が最高に冴える快眠法」(河出書房新社刊)では、朝、目が覚めたら、とにかくすぐに太陽の光を思いっきり浴びるのを勧めています。太陽の光が目に入ることにより、セロトニンという脳の覚醒を促すホルモン物質が分泌され、「朝がきた!」という信号が送られることから、脳も体も次第にすっきりした状態になるそうです。
目が覚めた後、「仕事に行きたくない……」と布団の中でグズグズしているのは、もったいない時間。体内リズムも整うそうなので、前向きに考えられるように自分を仕向けて、ぜひ実践したいものですね。
朝活・朝イチ業務改善コンサルタント池田千恵さんの著書「『朝4時起き』で、すべてがうまく回りだす!」(PHP研究所刊)によれば、22~23時頃就寝、朝は4時に起きるというリズムに変えたところ、さまざまなことが実現できたそうです。人生を好転させるためにも、早起き、ぜひ実践してみましょう!