ジャニーズ事務所の最新グループ「Snow Man」でリーダーを務める岩本照が3月30日、芸能活動を当面自粛することが発表された。
「活動自粛の原因は、岩本が未成年者女性と酒席を共にしたこと。この件でジャニーズ事務所の怒りは相当なもので、なかでもSnow Manを手塩にかけて育ててきたタッキーこと滝沢秀明副社長の逆鱗に触れたようです。なにしろ今年に入ってからは新型コロナウイルス騒動によりエンタメ界は大打撃を受けており、その状況でのスキャンダル発覚などもってのほか。問題の酒席自体は3年前だったものの、証拠写真を撮られていること自体が大問題であり、滝沢も当初はクビも視野に入れていたとのこと。さすがにそれは周囲が止めたようですが、それほどまで強いメッセージを他の所属タレントに対しても送ったことになります」(業界関係者)
ジャニーズJr.のメンバーにとって滝沢は強力な後ろ盾とも言える存在。そのぶん、スキャンダルが発覚した時の怒りは半端なく、昨年9月に寝顔やベッド写真がネットに流れ出た「HiHi Jets」の作間龍斗と橋本涼に対しては即刻、年内謹慎処分を下していた。それと同様の厳しさを今回は岩本に発動したわけだが、滝沢の思いとは裏腹に、これらの処分が悪影響を及ぼしかねないというのである。
「こういったスキャンダルへの厳しい姿勢には、息苦しさを感じるタレントもいるようです。そもそもジャニーズ事務所はどちらかと言えばスキャンダルに対して寛容な面があり、そこに居心地の良さを感じるタレントも少なくありませんでした。ところが世間の目はスキャンダルに対して厳しさを増しており、滝沢氏も自らの副社長就任に伴い、世間の空気を十分に理解して厳罰で臨んでいます。しかし残念なことに時代の変革についていけないタレントもいるのも事実。今後、事務所の姿勢に反発し、不協和音が生じるケースも起こりえそうです」(前出・業界関係者)
そんな不協和音に滝沢はどう対処していくのか。タッキーの力量に注目の集まるところだ。
(浦山信一)