4月9日から放送開始する予定だった石原さとみ主演のドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(フジテレビ系)が、新型コロナウイルスの感染拡大で放送延期に。しかしここに来て、石原の主演ドラマがにわかに注目を集めている。
「2018年に放送され、数々の賞に輝いた石原の主演ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の第1話が、まさにコロナウイルスがテーマ。この回を改めて見直した視聴者からは、『アンナチュラルがコロナウイルスを予言していた』『噂の第1話。コロナ、PCR検査、アルコール消毒、感染者の隔離、今の日本を見ているようだ』『改めて、アンナチュラルを観なくちゃ』といった声が多数上がっています」(テレビ誌ライター)
改めてストーリーを振り返ってみよう。UDIラボに勤務する法医解剖医の三澄ミコト(石原)の元に、息子の突然死に不信感を覚える両親から遺体が持ち込まれ、死因を調査。すると死亡した本人には海外渡航歴があり、コロナウイルスに感染していることが判明するといった展開。“濃密な接触”をした恋人や、「PCR検査」といったワードが飛び交うなど、2年前に現在のコロナ禍を予言するようなドラマの展開に視聴者も驚きの声が隠せないようだ。
「石原はこのドラマの後、2018年の『高嶺の花』(日本テレビ系)、2019年には『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)に主演。しかし平均視聴率はそれぞれ9.5%と8.7%と二桁に乗らず、“視聴率女優”として焦りを覚えていたはず。今回の『アンサング・シンデレラ』は『アンナチュラル』と同じ医療もの。コロナショックで撮影に四苦八苦しているようですが、ヒットの可能性は充分にあります」(女性誌記者)
さらに、そんな石原の背中を押す、あるジンクスがあるという。
「石原は2006年に民放初主演を飾ったドラマ『Ns’あおい』で看護師ものに挑戦して平均視聴率14.1%を獲得。その後も2007年『花嫁のパパ』が11.8%、2012年『リッチマン、プアウーマン』12.4%、2014年『失恋ショコラティエ』12.2%、2014年『ディア・シスター』11.3%、2015年『5⇒9~私に恋したお坊さん~』11.7%と、フジテレビで主演した連ドラはいずれも二桁視聴率をマークしています。そうしたジンクスも追い風になるはず」(夕刊紙記者)
「視聴率女優」の称号復活なるか?
(窪田史朗)