お笑いコンビ・ハイヒールのモモコが4月21日、自身のインスタグラムアカウントを更新し、相方・リンゴの軽率な発言を謝罪している。
騒動の発端は18日放送の「胸いっぱいサミット!」(関西テレビ)に出演した際、リンゴが化粧を布マスクに付着させない為の案として推奨した、内側に母乳パッドを入れるという斬新なアイデアだ。リンゴは、“1枚10円もしない”という母乳パッドの有効な活用法だとして提案したものの、テレビで放送されたことにより、本当に母乳パッドを必要とする女性が買えなくなってしまうとして放送直後からSNSで批判が相次いだのだ。
すると21日、相方のモモコはインスタグラム上で「相方が番組の中で、ひとつの考えを言って気分を害された方々、失礼しました。沢山の方に心配かけてすみません!母乳パッドは、もちろんお母さんが、あふれる母乳を抑えるためのもんです。発言、気をつけますね」とリンゴの発言を謝罪。しかし、“気分を害した”どころか、すでにオンラインストアでは母乳パッドの品切れが発生し、リンゴの発言が原因で買えなくなってしまったと嘆く女性のツイートが続々と投稿されている。
「もちろんリンゴの発言が現在の母乳パッドの品薄に直接的に繋がったのかは証明できませんが、ツイッターには前述の番組放送前と後で母乳パッドが値上がりしてしまっている点を指摘するものや、放送後に母乳パッドを買おうとした際、店員から“本来の母乳パッドとしての用途ですか?”と聞かれたとする証言も出ています。リンゴの発言により、乳幼児を育てる母親以外からの購買が急増したのであれば、本来の用途で必要としている女性に行き届かない恐れがあります。平時であれば、芸能人の発言によって特定の商品が爆発的に売れることが問題視されるケースは少ないですが、コロナ禍においては母乳パッドを始め、トイレットペーパーや体温計など、生活必需品に関する発信は慎重にする必要があるでしょうね」(女性誌ライター)
化粧でマスクを汚したくないという女性の悩みを解決することには成功したリンゴだが、一方で、母乳パッドを必要とする子育て中の母親からは恨みを買う結果となってしまったようだ。
(木村慎吾)