「(出馬)するわけないじゃないですか。エイプリルフールは終わってますよ」
4月3日に放送された「サンデー・ジャポン」(TBS系)で、こう言ってあっさり「噂」を否定したのは、壇蜜である。一部スポーツ紙で、夏の参院選への自民党からの出馬が報じられた件を受けてのことだった。
ところが、政界筋からは「まだまだ自民党は擁立を諦めていない」との声が聞こえてきたのである。かつて大臣を務めた大物議員の事務所関係者によれば、
「昨年、自衛隊の求人をPRする『リクルート隊長』になって以降、自民党内で彼女にホレ込む人が続出しています。麻生太郎副総理や石破茂地方創生担当相も壇蜜さんのファンですよ。自民としては『女性活躍推進』の目玉として、なんとしても出てもらいたい事情があるんです」
その「事情」の一端は、すでに出馬を表明しているSPEEDの今井絵理子に関して婚約者のスキャンダルが報じられ、雲行きが怪しくなったことにある。この事務所関係者が続ける。
「事実、今井さんの出馬辞退がささやかれています。さらに元サッカー女子日本代表の澤穂希さんやタレントの菊川怜さんに打診したところ、あっけなく断られた。党内では今、『少なくともあと2人は著名な女性を擁立する必要がある』と、焦りの声が出ていますね。自民党内では今後も壇蜜さん出馬の可能性を探っていくでしょう」
果たして自民党は壇蜜を説得することができるか。
(白川健一)