昨年から主演俳優として、ソロシンガーとして絶好調の木村拓哉が、主演ドラマ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)の続編で狼煙をあげる。18年1月から放送された作品の第2弾。木村は、所属していた日ノ出警備保障が大会社に買収されたことから、利益優先の企業方針に疑問を感じ、私設ボディガードとして再出発する島崎章を演じる。
これまで、高校生や大学生といった学生から無職、総理大臣まで、実に24種類もの役を演じてきた木村。昨年末の「グランメゾン東京」(TBS系)では、一流フレンチ店のシェフを演じた。くしくも、02年にフジテレビ系で放映された「空から降る一億の星」では見習いコックに扮しており、時の流れとともに役の上でも成長した。
木村の芸能人生を振り返るうえで“料理”の要素は欠かせない。
「ジャニーズ歴33年の木村が、その半分以上ともにしたレギュラー番組が『SMAP×SMAP』(フジ系)。森且行さん(現オートレーサー)がいたころの96年にスタートして、解散する16年末まで続きました。名物コーナーは、メンバーがゲストに料理を振る舞う『BISTRO SMAP』。料理経験がほぼゼロだった20代前半のメンバーをサポートし、全面協力していたのは服部栄養専門学校でした。木村と同校の関係はスマスマの後も続きます」(女性誌記者)
「グランメゾン」で木村は、高度な包丁さばきやフランベ、盛りつけといったグルメドラマの必須シーンをすべて代替なしでやりきった。その指導にあたったのが服部栄養専門学校の大野先生。ドラマを高視聴率に導いた陰の功労者といえる。「スマスマ」が惜しまれながら終了したあと、服部栄養専門学校との交流を再開できたことは、木村に大きな意味をもたらした。
「この関係にはまだ続きがあります。インターネット動画・GYAO!で配信されているオリジナル番組『木村さ~~ん!』で、木村は都内にある同校を訪れました。大野先生、ドラマでテーブルマナーを指導してくれた森鳥先生、服部幸應校長との再会を果たし、自慢の腕前まで披露しました」(前出・女性誌記者)
「スマスマ」「グランメゾン」「木村さ~~ん!」。四半世紀以上にわたって、木村と服部栄養専門学校の“おいしい関係”は続いている。
(北村ともこ)