新型コロナウイルスの影響で多くのドラマが放送を休止しているなか、「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)が健闘を見せている。5月10日放送の第5話は8.4%をマークし、4週連続して8.4~8.6%に数字が収まる安定ぶり。なかでも注目を浴びているのが、美食探偵を支える助手的な存在の小芝風花だという。
「15歳までフィギュアスケートに打ち込んでいた小芝は演技に対しても一所懸命で、その真面目さや謙虚な態度は業界内で好感されています。ただ16歳で映画『魔女の宅急便』の主役に抜てきされたり、2015年下半期の連続テレビ小説『あさが来た』に出演したことなどが、所属事務所オスカープロモーションの“ゴリ押し”と噂され、なかなか正当に評価されないという不運な面もありました。そんな小芝がいまや事務所で最も活躍している一人に数えられるようになっています」(業界関係者)
オスカーが力を入れていた武井咲、剛力彩芽、忽那汐里の3人娘は、武井は結婚と出産、剛力は実業家・前澤友作氏との熱愛、そして忽那はハリウッド進出で事務所を離脱。そんな中、着実に芸歴を重ねてきた小芝に、スポットライトが当たりつつある。
「昨年には『トクサツガガガ』(NHK)で連続ドラマ初主演を果たし、コメディエンヌとしての才能も開花。19年1月に剛力からメインMCを引き継いだ『オスカル!はなきんリサーチ』(テレビ朝日系)では、場を仕切る能力も発揮しています。『SMBCモビット』のCMでお茶の間にも顔が売れ、今回の『美食探偵』では23歳になって大人っぽくなった美しさを披露しています」(前出・業界関係者)
着実に実績を重ねている小芝。この調子でいけば人気の先輩タレントにも追いつけ追い越せの勢いだと噂されているという。業界関係者が続ける。
「4月21日に出演した『超踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)では、可愛らしい“困ったポーズ”で明石家さんまを魅了し、バラエティ番組への適性もアピール。発言も積極的なうえに機転も利いており、業界内からは“第二の松岡茉優”と評する声もあります。その松岡は実力は文句なしながら、実は女性視聴者からの受けがイマイチ。それに対して小芝は男女問わずに評判が良いことから、松岡のポジションを奪う可能性すら取りざたされているようです」
オスカーとしては、大切に育ててきた小芝の才能の開花を、大いに喜んでいることだろう。
(浦山信一)