5月27日の「NEWSポストセブン」が、急逝した木村花さんの出演するリアリティー番組「テラスハウス」(Netflix)の裏側を報じた。番組の元スタッフによると、現場ではディレクターが演者に指示していたという。
「今回、取材に答えている元テラハスタッフによれば、番組に台本はなかったものの、大まかな流れは制作側が作っていたとのこと。スタッフは事前に『どんな設定で恋愛を動かしていくか』という説明を出演者に伝え、もし指示通りに動かなかった場合はテイク2、3まで撮影することがあったそう。出演者たちは夢を掴むために参加しているため、制作の意向に従うしかなかった可能性があるようです」(テレビ誌記者)
今回の事態を受け、フジテレビは「テラスハウス」の打ち切りを決定。そんな中、他の日本のリアリティーショーも放送継続が厳しい状況にあるという。
「昨年、婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』(Amazon)において、脱落するメンバーなどが最初から台本で決まっていたことなどを『週刊文春』が報道。また、参加女性への過激なバッシングが問題となりました。そんな中、『バチェラー』に出演していた岩間恵さんが24日、木村さんの死を受け《他人事とは思えず、衝撃を受けました》《私も多くの方から意見を頂きました》と、当時視聴者から届いたというDMをツイッターで公開。そこには『事故死とかしてくれないかな』『心中したら?』『お前1人のせいで皆不愉快、消えろ』といった心ない言葉が大量に並んでおり、フォロワーたちから『涙出てきた』『酷すぎて言葉を失いました』との声が飛び交っています。そのため、ネットでは『バチェラーの出演者は大丈夫だろうか』『せめてSNS規制が整備されるまで新作は控えるべきでは?』と、今後の配信を不安視する声もあがっています」(前出・テレビ誌記者)
Amazonは今年の夏より、「バチェラー・ジャパン」の男女逆転版を配信すると発表している。はたしてこの状況の中、予定通り配信できるだろうか。