朝日新聞DIGITALは5月29日、女優の広瀬すずが静岡市の母校へ消毒ジェルと励ましの手紙を贈ったと報じている。
同メディアは「広瀬すずさんが母校へサプライズ 励ましの消毒液と手紙」と題した記事の中で、同市立清水高部東小学校に12本の消毒ハンドジェルと広瀬の直筆の手紙が入った段ボールが届けられたと伝えた。
新型コロナウイルスの感染拡大により、全国で需要が高まったアルコール消毒液は、一時期入手が困難な状況に陥ったこともある。同校の校長は広瀬からの贈り物に「感謝の気持ちでいっぱい。すずさんの地元を大切に思っていることが伝わり嬉しく思う。子どもたちにはすずさんのように、自発的に行動できるように成長して欲しい」とコメント。静岡が生んだ国民的人気女優からの寄贈に感謝している。
「21歳にして地元への思いやりを見せた広瀬の行為には当然ながら称賛の声が多く集まりましたが、とりわけ注目されたのが、広瀬が母校に宛てた直筆の手紙です。“広瀬すず”の名が記され、『当たり前のように登校できる日が1日でも早く訪れることを願っていました』『あなたの大切な人を守るためにも是非、このアルコールジェルで除菌を続けていって下さい』などと綴られた字があまりに達筆だとして話題となっています。若い女性にありがちな丸文字とは対照的な大人の風格を漂わせる個性的な字体で、このニュースを伝えたコメント欄にも『字が綺麗』『めちゃくちゃ達筆』『大人な字!』『おばさんが字綺麗なのも惚れ惚れするけど、若い子が字綺麗なのってすごく良いよね』『字がとても綺麗…性格って字に現れるよね…』と好意的な声が大半です」(テレビ誌ライター)
広瀬は昨年8月にゲスト出演した情報番組「あさイチ」(NHK総合)の中で、私生活のストレス発散法として「漢字の殴り書き」を挙げ、小学生の頃から字を綺麗に書くのが好きだったと話している。
一風変わったそのストレス発散法はこの度、母校の後輩たちを大いに勇気付ける格好となった。
(木村慎吾)