安藤優子キャスターが5月29日放送「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)に出演し、新型コロナウイルスと共存しながら生活していくための指針である「ウィズ コロナ宣言」について言及している。
同日に開催された会見において、東京都の小池百合子知事は週明けの6月1日から映画館や商業施設への営業自粛要請の解除を行うと発表。今後は新型コロナウイルスへの警戒を施しながらも、同時に経済活動も再開させていかなければならないことから、「ウィズ コロナ宣言」との新たなスローガンも打ち出し、新たなフェーズへ突入する段階であることを窺わせた。
しかし、安藤キャスターはこの「ウィズ コロナ(コロナと共に)」のフレーズがお気に召さなかったようで、「気持ちの葛藤も含めて、“ウィズ コロナ”って、コロナが良いやつみたいに聞こえてくる」と苦笑。コメンテーターの木村太郎氏も「なにか、コロナと一緒に手を繋いでどこかに行きましょう、みたい」と追随すると、再び安藤キャスターは「仲良しになれそうな感じ。“コロナと共に”じゃなくて、コロナをやっつけながら頑張って生きていくっていうことなんで。“コロナちゃん一緒に生きていこう”みたいなイメージにはなってほしくないな」と、この言葉のセレクトに違和感を覚えた様子だった。
「いつまでも都民に“ステイホーム”させていては完全に経済活動が死んでしまい、首都の再生が効かなくなってしまう可能性がありますから、今後はコロナへの適切な配慮を行いながら、うまく共存しなければならないという都知事のメッセージが含まれているのでしょう。一方で、その新たなスタンスに対し、『仲良しになれそうな』イメージが根付いてしまっては、コロナを“やっつけながら”生活するという決意とかけ離れてしまうという安藤さんの言い分も理解できます。しかし、これまでもスローガンに『横文字が多いですね』などと、事あるごとに小池知事へチクリと苦言を呈してきた経緯があることから、視聴者からは『安藤さん、小池さんが嫌いなんだね。いつも否定的』『吉村知事が同じ事言ったら絶対真逆のコメントしてると思う』『安藤さんの小池さんへの個人的感情が入り混じった捉え方』とのツッコミが集まってしまいました」(テレビ誌ライター)
元キャスターと現役キャスターとして、一部では小池知事と安藤キャスターの間に横たわる“バチバチな空気”が囁かれもしたが、この2人の関係に「ウィズ」な距離感が築かれる日は来るのだろうか?
(木村慎吾)