テレビ朝日の富川悠太アナウンサーが6月4日の「報道ステーション」(同局系)から復帰することが5月29日、複数のメディアが伝えた。富川アナは当面、木・金曜日のメインキャスターを担当し、月~水曜日はフィールドリポーターとして取材活動を行うという。
富川アナは4月11日、新型コロナウイルスに感染していることが判明。13日から出演を見合わせていたが、2度のPCR検査で陰性だったため、21日に入院先の病院から退院し自宅療養を続けていた。
局を通じて富川アナは「番組で繰り返し感染予防を呼び掛けていた立場にもかかわらず、このような事態を招き、視聴者の皆様、関係者の皆様に大変なご迷惑をおかけしました。深く反省しております」と謝罪した。
同番組の公式ツイッターによると、6月1日以降のメインキャスターは月~水曜日が元テレ朝でフリーの徳永有美アナと同局の小木逸平アナ、木~金曜日が富川アナと同局の森川夕貴アナ。この新体制を見て、テレビ誌ライターは富川アナの“1人負け”ではないかと推測する。
「徳永アナのテレ朝復帰を推したのは早河洋会長兼CEOだといわれています。その徳永アナに富川アナは対抗心を燃やしていたとか。でも、富川アナは自滅したかたちとなり、出演日も徳永アナのほうが多くなりました。小木アナは富川アナが番組を休む前、出演は金曜日の1回。それが週3回となり、富川アナを逆転しました。森川アナもメインキャスターは金曜日だけでしたが、木曜日も担当することになり露出度も増えるはずです。富川アナは無事復帰できたとはいえ、ほかのキャスターのほうがトクしたと思います」
富川アナの巻き返しに期待したい。
(石田英明)