新型コロナウイルスの影響を受け、人々の“テレビの見方”が変化しているようです。
ビデオリサーチが新型コロナウイルス感染拡大に伴う生活者の生活変化、テレビ視聴の状況レポートによれば、テレビ視聴率(関東地区6-24時 総世帯視聴率)を前年と比較すると、2020年2月25日あたりから前年を上回りはじめ、とくに3月下旬からはテレビ視聴率が大幅に伸びていました。では、テレビではどんな番組が見られているのでしょうか?
“よく見る番組ジャンル”では「ニュース・報道番組」が43.6%でトップ、次いで「情報バラエティー」が31.5%、「気象情報・天気予防」が31.1%となりました。やはり、新型コロナのニュースを中心に見られているようですね。
一方、“もっと見たい”というのは「お笑い番組」と「洋画」「アニメ」がほぼ同率の18.8~18.9%で、現実離れ、ストレス発散したい意識が垣間みられます。
バラエティ番組は収録もままならず、出演者同士が一定の距離を保ったり、MCが一人で出演したり、自宅から出演したりするなどの対策が取られています。海外ロケ必須の番組は、収録すらできないようです。そんな状況から、今ではYouTubeなどのオンライン動画で面白いものも多いため、テレビのバラエティ番組視聴離れが進んでいるようです。
こうしたテレビや動画視聴に関する変化が、アフターコロナでもみられるかもしれませんね。