モデルで女優の冨永愛が6月8日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)に出演し、尊敬する世界的モデルに関するエピソードなどを紹介している。
“9頭身モデル”との異名を持ち、グローバルな活躍を見せる冨永がこの日のゲストとして登場。トップモデルである冨永にとって「一番凄いと思ったモデルは?」との質問にはイギリス出身のナオミ・キャンベルを挙げ、50歳になっても現役を貫く姿に「本当に尊敬しています」と絶賛した。
また、過去にはナオミ・キャンベルの遅刻によって、冨永も出演したファッションショー自体の開始時間がずらされたというエピソードも明かし、「それぐらい彼女の存在って凄いんだと思いました」と回想。他にも冨永が最近ハマっているグルテンフリーのスイーツ、“エナジーボール”を紹介するなど、女性の憧れの的である冨永による貴重なトークにスタジオも終始盛り上がっていた。
だが、普段あまりバラエティ番組に出演する機会の少ない冨永のレアな登場回だったにも関わらず、レギュラー陣のお笑いタレント・くりぃむしちゅーの有田哲平やネプチューンの堀内健らによるボケ合戦が悪目立ちし過ぎていたとの指摘も殺到している。
「有田やホリケン、原田泰造らの突発的なコント劇やボケの応酬は当然ながら同番組の見所でもあるのですが、時にゲストの魅力を伝えるという番組の本分に支障をきたすケースがあるのも事実。この日の放送でもそんなレギュラー陣の悪ふざけが過ぎていたとの声が多く、SNSでは『しゃべくり面白いけどボケが長すぎて…もっと冨永愛さんのエピソード聞きたかった』『しゃべくり007 クソだな!いつまでくだらない笑いとってんだよ!! 冨永愛に失礼だよ!』『有田がいちいちボケててうざかった』『冨永愛の無駄遣い』との指摘が出ています。また、ネットでも『有田やホリケンがふざけすぎ。くだらない内輪ネタのせいで肝心の冨永愛のトークの尺は全体の3割ぐらいしかなかった』といった不満が聞こえ、世界的モデルの貴重な出演が台無しにされてしまったと嘆く視聴者が多かったようです」(テレビ誌ライター)
6人のお笑いタレントのみで構成されるトーク番組である以上、こうした指摘は想定内かもしれないが、レギュラー陣の“しゃべくり”がゲストの存在を二の次にしてしまうようなケースはいかがなものだろうか。
番組の最大の長所が短所に変わっていかないよう、配慮していく必要がありそうだ。
(木村慎吾)