東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを運営するオリエンタルランドは6月23日、新型コロナウイルスの影響による臨時休園を終え、7月1日から営業を再開すると発表した。
連日のように多くの利用客で賑わう“超3密”状態であることから、2月末より両パークの営業を停止していたオリエンタルランドだが、ついに再開を決定。同社公式サイトでは営業再開にあたっての感染防止策として「入園者数の制限によるキャパシティコントロール、アトラクション、ショップ、レストラン等の各施設における利用人数の制限、定期的な拭き上げ、ソーシャルディスタンスを確保するための積極的な声かけ等、健康と安全のための対策を徹底」していくと発表している。
また、チケットの発売についてもしばらくは来園の日時を指定する事前購入のみを有効にするとし、6月25日午後3時から販売を開始するという。しかし、23日の営業再開告知の直後からチケット販売ページにはアクセスが殺到したことで、すぐさまサーバーがダウン。コロナ禍の自粛生活から明け、初夏のディズニーを求めるファンの熱気を早くも窺わせる事態となった。
「在宅時間が増え、ろくに外出もできなかった自粛期間が世間の“ディズニー欲”をかき立てているのはもちろんですが、オリエンタルランドが示した“キャパシティコントロール”も来園者にとっては最高の環境を生む可能性があります。ディズニーランドにとって行列や人混み、そしてアトラクションの“3時間待ち”はもはや日常茶飯事でしたが、コロナ対策として入園者数が制限されるのであれば、空いているディズニーを満喫できる、またとない貴重なチャンスとも捉えることができます。SNSでも『ディズニーリゾート、人数制限して再開するらしいんだけど、待ち時間が激減するなら入場料を倍にしていただいても良いぞという気持ちになってる』『ディズニー、人数制限するなら行くっきゃないよね』『人数制限付きのディズニーって最高では?』『人数制限してる時の方が空いてて回りやすいよね…』との声があり、ソーシャルディスタンスを徹底するディズニーへの期待が寄せられています」(エンタメ誌ライター)
チケットの販売すら開始していない段階でサーバーダウンとなっているだけに、25日午後3時からのチケット争奪戦は前代未聞の凄まじい倍率となることは必至と言えそうだ。
(木村慎吾)