巣ごもり生活の延長で運動不足を感じる中、とくに歩数が減っていることが気になっていませんか? でも、散歩や近所のスーパーに買い物に出たり、家の中でできるだけ動くだけだったりするしか手立てはなく、困っているかもしれません。そんなとき、「高効率ウォーキング」が役立ちます。
実はこれ、短時間でもしっかり運動効果を得られるウォーキング方法。元オリンピック競歩代表で、ウォーキングプロデューサーの園原健弘さんが提唱しています。ウォーキングは、歩くときに体の動かし方を意識すれば、短時間でも脂肪や糖質を効率よく燃焼させる効果が期待でき、巣ごもり太りの対策にもつながるそうです。
その歩き方のポイントは、歩くのに大事な筋肉である大腰筋を動かすこと。そのために必要なことが「大股歩き」です。大股で歩くことによって、上半身と下半身をつなぎ、歩くための要となる筋肉の大腰筋を動かして歩くことにつながるそうです。
また、動きの基点を“みぞおち”辺りまで高く上げ、そこから足を振り出すイメージを持つのがコツだとか。肩はリラックスし、腕は自然な動きにまかせて、振ろうと意識しないこと。振り出した足は、かかとから着地します。かかとから着地するためには、ふくらはぎの筋肉を伸ばす必要があるため、ふくらはぎの筋肉が伸縮します。静脈の血流がよくなり、全身に血流を巡らせてくれるそう。
負荷をかけるのもポイント。10分間をいつもより早歩きで歩きます。女性の歩く速度は時速4キロほど。それよりも少し早く歩き、ギリギリ歩きながら会話ができる程度を心がけて。時速6キロつまり、10分で1km程度歩く速さが、ちょうどいい負荷だそう。慣れてきたら、ダイエットにもつながる次のレベルに進みましょう。
それが、インターバルを利用した歩き方。空腹時に30秒思いっきり早歩きをして30秒ゆっくり歩く、これを3セット合計3分行うだけで、1万歩歩く以上の運動効果が期待できるとか。短時間で超・高効率のウォーキングになるそうですよ。
運動不足を感じている人は、ぜひこの「高効率ウォーキング」、実施してみてくださいね。