タレントの中居正広が6月28日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)にゲスト出演し、元NEWSの手越祐也との過去のやり取りを明かしている。
コロナ禍の緊急事態宣言下に夜の街に外出するなど、度重なる問題行動によってジャニーズ事務所から退所するに至った手越。中居も3月までは手越と同じジャニーズに身を置いていたが、「あまり会話とかはなかった」とその関係性を振り返りつつ、手越が番組進行を任されていた際の“気になる点”については本人と直接話をしたという。
中居は、手越が「FIFAクラブワールドカップ」(日本テレビ系)のメインキャスターを務めた際、サッカー解説者のコメントを引き出す手越の「はい!はい!はい!」という相槌の連呼に着目。「ちょっと気になるなと思った」ようで、たまたま同局で別番組の収録があったタイミングで手越の楽屋を訪問し、「解説者の話を聞くにあたって、相槌のレパートリーが幾つかあった方が良いかもしれない」と助言したとのこと。
「はい!はい!」と同じ調子の相槌を打ち続けるのではなく、トークに緩急を持たせるためにも、ボリュームや言い方、表現などを工夫した方が良いとアドバイス。しかし、その際も手越からの返事は「はい!」だったと回顧し、「なんにも届いてないやん!って。1ミリも届いてないんです」と手越への数少ない指南も無駄に終わったと笑っている。
「ジャニーズ所属タレントMCの先駆けとなった中居によるさすがの助言でしたが、手越には“馬の耳に念仏”状態だったようです。そもそも先輩からのアドバイスを素直に聞いて実践するタイプであれば、事務所からの再三にわたる外出自粛要請を無視することもなかったはず。ネットでは、このエピソードからも自由すぎる手越らしさが窺えるとして、『アドバイスが届いていたら退所もしてないし、ステイホームしてたと思う』『“返事だけは良い”の典型。人が話してる時に違う事を考えてるから全く頭に入らないまま“はい!”と言う』などの感想が寄せられました。手越のような相槌を打っていては、喋る方もまるで手応えを感じられず、MCとしてより深い情報を引き出すことは難しいでしょう。その点、中居が名司会者として長く君臨するだけの理由もしっかり伝わってきました」(テレビ誌ライター)
とはいえ、奔放な手越の退所騒動や波紋を呼んだ釈明会見についても特段に非難することなく、最後まで寄り添ったコメントを残していた中居。周囲への配慮に関して、中居と手越の違いを如実に感じざるを得ない一幕だったといえるだろう。
(木村慎吾)