喉元過ぎれば…じゃないけれど、世間から大バッシングを食らっても公の場に舞い戻れる有名人は、やっぱり並の神経ではないのかも。
当時は衆議院議員で、同じく議員だった妻の金子恵美が妊娠中に議論を呼んだ育休を取得するも、SNSで知り合ったグラドルを自宅に連れ込んでゲス不貞していたというオチを披露したのが宮崎謙介。公人にあるまじき行為で特大バッシングを食らったあげく、憲政史上初のオンナ問題による議員辞職。それでも離婚はせず、その後は経営コンサルタントの肩書きで活動し、現在は主夫宣言でイクメンぶりを発揮、夫婦円満の秘訣を語るまで復活している。
そんな宮崎が「週刊女性」7月7日号のインタビューに答え、バッシング後の心境や状況、現在の子育ての様子や妻への気持ちなどについて語っているのだが、随所に出てくる“愚痴”や“暴露”に読者はあんぐり、「なぜアナタが被害者面なの?」と一斉に反感を買ってしまったようだ。
「インタビューでは子育てに奮闘していることもよくわかりました。でも、それはあくまで議員を辞めざるを得ない自業自得からの“今”ですよね。宮崎さんの発言を読むと〈その意識が抜けているのでは?〉と疑わざるをえない部分が見受けられます。というのも、話題となった不貞事件で周囲に情報を漏らした人間がいることに不信感を募らせていた様子で、『報道後は裏切り者を特定するために、人によって話すことを変えて、その内容をメモしていました』などと発言。さらに『とある週刊誌に僕の記事が掲載されたのですが、ある秘書にだけ伝えていた内容が、そのまま書かれていて……。辞職した際、秘書の再就職先などを探してあげたのですが、情報を漏らしたと思われる秘書だけは、さすがに面倒を見ませんでしたね(笑)』と、あたかも自分は周囲の誰かに裏切られたせいで議員の座を追われたかのような言い分でした」(女性誌ライター)
当然、ネット上でもツッコまれ放題で「被害者は奥さんや家族であってアナタじゃないでしょ!」「秘書がもらしたみたいに言ってるけど、そもそも浮気しなければそんなことする必要もない」「裏切り者ってwww自分が奥さんを裏切ったんじゃないか!」と、“宮崎の愚痴なんぞに聞く耳持たない”とばかりに女性たちによる非難が続出。さらには…、
「不貞騒動をよほど理不尽に感じていたんでしょうね。宮崎さんは、同時期に薬物違反で逮捕された清原和博の名を挙げて『ワイドショーでは僕の報道のほうに時間を割く番組もあって(笑)。犯罪を犯した人以上に叩かれるのか……と落ち込みましたね』と発言。つまり、不貞は犯罪じゃないのにそこまで叩かれるのがオカシイという理屈なのでしょうが、そんな言い分が世間に通用するわけがありません」(前出・女性誌ライター)
不貞は犯罪じゃないのに…元国会議員のあまりの言い分にブチギレた人たちからは「クスリは犯罪だけど、妻が妊娠中に不貞する男はクズ以下です」「比較対象がなんで清原?」「結局、反省してないですね」と、もう散々。
インタビューは、男性が育児に参加していける社会をつくってほしいと、綺麗な形で終わっていたけれど、いま話題の“賄賂議員夫妻”より「辞職しただけまだマシ」というネット上の声が最大擁護といっていいレベルかも。
(飯野さつき)