「家計管理」は面倒で続かない、いつまでもやる気が出ない──そんな場合は、手軽にできる方法を選びましょう。形式ばったり煩雑なことをしなくても、実践・継続することができますよ。そのポイントをみていきましょう。
■通帳を分けなくてよい
通帳を複数使用し、目的別に管理することで、お金の流れを把握しやすくする方法があります。これは、貯蓄用のお金を別の場所に移してしまうことで、うっかり使い過ぎてしまうことを防ぐなど、家計管理の目標を達成しやすくするためにとても便利です。
しかし、収入が入るたびに他の通帳に振り分けたり、異なる金融機関の通帳を管理したりするのが面倒だという人も。そのことで家計管理を断念するのであれば、1つにまとまったまま家計管理をしてしまいましょう。実は、通帳が1つだとすべての出入記録が一元化されるので、分かりやすいという一面もあります。4冊は面倒だから2冊にする、などのように調節することもオススメです。
■カードを少なくしなくていい
ポイントを貯める場合、自分がよく使う会社のもののうち、ポイント還元率が高いものに集中させると効率的ですが、取捨選択に迷ってしまうケースもありますよね。ライフスタイルによってはよく利用するお店が散在していたり、汎用性はなくても特定の商品を買う際にはかなり還元率が高くなるポイントカードがあったりします。無理に1つにまとめずに、よく利用するものを複数枚活用するのも一つの方法です。
■家計簿をつけなくていい
「定期的にお金の流れを整理して書き留めるなんて面倒!」という場合は、アプリやWebサービスを活用して自動化しましょう。レシートから買い物履歴を管理してくれるアプリや、クレジットカードの利用状態を家計簿に反映させてくれるサービスなどがオススメです。
家計管理を足止めしている作業があれば、思い切って「やらない」という選択をしてはいかがでしょうか。同じような効果が得られる代わりの方法をみつけることで、家計管理へのハードルがぐっと下がりますよ。
(Nao Kiyota)