お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズのナダルが7月10日に自身のツイッターアカウントを更新し、相方・西野創人への批判コメントについて苦言を呈している。
ナダルは「西野と僕でコロコロチキチキペッパーズです。西野を叩くのはやめてください。叩くなら僕を叩いてください」と書き出し、同日に公式YouTubeチャンネルにアップしたドッキリ動画「【仕返し】ナダルのコーヒーにゴキブリを入れた結果www」に寄せられた西野への批判コメントを抜粋しながら抗議。
そこには、西野に対する「自分が仕掛けられたらガチギレする癖にナダルに仕掛けるだけかよ。正直コロチキはナダルおらんと売れてないと思うよ。ナダルの横にたまたま居たのが西野だっただけでしょ」「自分は他人にドッキリかけて楽しむくせに、他人からドッキリかけられたらキレるようなやつは1番クズ」などといったブーイングが並んでいる。
主に西野のドッキリ後の態度が批判されているが、これは9日に同チャンネルにアップされた、ナダルから西野へ仕掛けたドッキリ企画に起因したもの。その中で、ナダルは西野の妻から勝手に西野の私服を送ってもらい、その服を着た格好で仕事の打ち合わせに登場するというドッキリを仕掛けるも、西野は「ホンマに嫌やねんけど」「めっちゃダルい」「お前はそういうことせんでええねんて」と露骨に不満そうな態度を見せていた。
もちろん、ナダルのドッキリを面白くするための西野なりの“マジギレ芸”だと思われるが、しかし、翌日の動画で西野がナダルのコーヒーにゴキブリのおもちゃを入れる“仕返しドッキリ”を敢行すると、コメント欄には前述のように「自分が仕掛けられたらガチギレする癖にナダルに仕掛けるだけかよ」との反発の声が集まってしまったのだ。
「ドッキリを仕掛けられた際の西野の不機嫌な態度に閲覧者がイラっとしたのでしょう。YouTubeのコメント欄には『コロチキが売れたのはナダルのおかげだから』などと冷ややかな書き込みが並び、そのスクリーンショット画像を引用しながらナダルがツイッターで『西野と僕でコロチキです』と愛ある反論を見せた格好です。あたかも、コンビ愛あふれる美談のようですが、じつはナダルが抜粋したスクショをよく見ると、“西野サゲ”と“ナダルアゲ”の書き込みにナダル自身が高評価ボタンを押していることが分かります。つまり、西野を庇うフリをしながら、相方叩きのコメントに高評価をつけていたわけです。この高等な戦術には、『高評価で、本心がポロリしちゃってる』『ちゃっかりイイネボタンを押す芸人の鑑』『相方を庇うフリして晒すのはやめてください』『いいねしてるじゃんか 笑笑笑笑』との反応がリプライに寄せられ、ナダルの男前なセリフに騙される寸前だったというファンが続出しています」(テレビ誌ライター)
なお、ナダルは私服ドッキリで不満そうな態度を見せた西野に対して、「もっとドッキリらしくリアクションせえ!」と動画内で説教。オーバーリアクションの必要性を説いていたが、自身のゴキブリドッキリの際には「俺、虫得意やねん」「昔ゴキブリ飼ってたし」と動じることもなく、キョトンとした表情で微妙な空気のまま終えていた。
結果として、どっちが仕掛けようがいずれも中途半端なドッキリとなったコロチキ。一周回って、このチグハグなコンビネーションが後を引く面白さをもたらしているのかもしれない。
(木村慎吾)