昨年11月に法律違反の薬物所持で逮捕された沢尻エリカが、女優としての復帰を画策しているという。7月15日、「女性自身」が報じた。
同誌は「沢尻エリカの年内復帰が消滅…2作計画もコロナでめど立たず」とのタイトルで記事を配信。2月には執行猶予3年の判決を言い渡された沢尻に有力動画配信サービス「Netflix」制作ドラマや中国映画への出演が検討されていたと報じ、すでに女優としての再スタートを切る方向で話が進んでいると伝えている。
だが、新型コロナウイルスの感染拡大により、これらの復帰計画は一旦中断。同誌によれば、Netflixから提示された金額は「1話につき300万円ほど」という破格の出演料だったという。
また、然るべき復帰時期については、2019年3月に同じく薬物騒動で逮捕された歌手で俳優のピエール瀧が11カ月の謹慎を経て、すでに「全裸監督2」(Netflix)の撮影に参加していることから、沢尻の事務所も年内での復帰が妥当だと見積もっているようだ。
「スポンサーを募ることなくオリジナルコンテンツを制作できるNetflixの強みが、不祥事を起こした俳優にとってはプラスに働くでしょう。もちろん人気や実力、そして大きな話題性を備えていることが前提ですが、Netflixでは沢尻の逮捕直後から過去の彼女の主演作が連日のように人気ランキングで上位に入り、沢尻が良くも悪くも数字につながることをNetflixはどこよりも認識しているはずです。しかし、沢尻は1月に東京地方裁判所で開かれた初公判で女優復帰について『考えていません。復帰を語る資格はないと思います』と話していましたし、実際、NHK大河『麒麟がくる』の共演者や関係者には多大な迷惑をかけているのも事実。早くも復帰の準備が水面下で進められているという今回の報道には、ネットでも『芸能界は甘すぎます。一般では考えられない』『復帰とかありえない。一般社会とは価値基準が違うというのがよく分かる』『まだ復帰うんぬん言うべき時期ではない』といった反発の声が並んでいます」(芸能記者)
需要さえあれば復帰できてしまうのが芸能界特有の事情ではあるが、さすがに早すぎるというのが世間からの印象のようだ。
記事では、沢尻が金輪際、薬物に手を出さぬよう、現在もメンタルクリニックに通っているという証言が紹介されている。女優としての活動を再開させるのであれば、まずはこの“薬断ち”を徹底した後でも遅くないような気もするが……。
(木村慎吾)