お笑い第7世代のコンビ、宮下草薙のボケ担当、草薙航基が7月13日放送のラジオ番組「宮下草薙の15分」(文化放送)で、自分たちがバラエティに引っ張りだこの売れっ子状態でいることに対して疑問の声を上げた。
宮下草薙は、ボケ担当の草薙がネガティブな妄想を膨らませてパニックになり、ツッコミの宮下兼史鷹がやさしくつっこむ“ネガティブ漫才”を持ちネタにしており、現在、テレビで見かけない日はないほどの売れっ子ぶりだ。
13日放送の「宮下草薙の15分」では、宮下が個人で開設しているYouTubeチャンネル「BTGMチャンネル」をテーマにトークを進行。その中で草薙がYouTubeやSNSをやらない理由について「(フォロワー数が少なくて)このコンビ…俺が人気無いことがバレたら終わりじゃんか」と自虐的に語り始めた。さらに、宮下のYouTubeにゲストで出演するのも、再生数などの数字が取れなかったらコンビで人気がないことが可視化されてしまうので「正直、怖い」と語った。
また、同じ第7世代の芸人である霜降り明星や四千頭身が、YouTubeでも数多くのフォロワーを集めていることに対し、「俺達は逃げてるんじゃないか」「再生数が低いのが怖いから、俺達はあえて逃げた風に(YouTubeを)やってんじゃないかなって」とコメント。宮下は「俺は(自分のYouTubeチャンネルを)本気で面白いと思うことをやってるけど。それを逃げと一緒にしないで(笑)」と制するも、草薙は「俺ら、人気無いんじゃないかな」と引かなかった。
草薙の自虐モードはどんどん暴走していき、「なんで売れたんだろうなって最近すごい思う」「華もないし、一発ギャグとかもない、俺らおかしいよ」とエンディングまでボヤキ続けたが、宮下草薙が単独ライブをやらないのは、結局人気がないことが露呈するのが怖いからだという草薙の一言に対しては「それはお前が1日に何本もネタができない(覚えられない)からだ」と、宮下がバッサリと反論した。
「『宮下草薙の15分』は、たった15分のラジオ番組でありながら、宮下にばかりトークをさせようという草薙の“さぼり癖”が風物詩となっています。今回、めずらしく草薙が自分の意見をたくさん発言したことで、SNSでは『草薙さんの内面で燃えてる炎のようなものが垣間見えたので良かった』『他の人気芸人さんと比べる必要は全然無いし、宮下さんはYouTubeで面白いと思うこと続けて欲しい』『草薙さんの思いに泣けました』などと大反響。Twitterでは番組名がトレンド入りしました。なにかとネガティブな発言を繰り返す草薙ですが、宮下草薙がゲスト出演した7日放送の『あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~』(テレビ東京)で、オードリーの若林正恭は、宮下草薙の漫才を『ここ(腕)エゲツねぇなと思って』大絶賛していたりと、業界内でも彼らの実力を評価する声は多いです」(エンタメ誌ライター)
7月20日放送の「宮下草薙の15分」では、引き続き「宮下草薙はなぜ売れたのか」というトークテーマで、2人がじっくり話し合うという。どんな結論を導き出すのだろうか。
(金宮炭子)