お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志が7月16日放送の「関ジャニ∞のジャニ勉」(関西テレビ)に出演し、“帰れコール”を浴びたという悲惨な合コンの思い出を振り返っている。
番組では人生で経験した「地獄の合コン」についてトークが進み、田中はかつて先輩芸人から呼ばれた合コンでの悲しいエピソードを告白。いわく、女性側のグループの中にボスのような存在がおり、その女性から「帰れ!帰れ!帰れ!」との冷酷なコールを浴びせられ続けたという。
先輩から誘われて参加した合コンだった為、田中はその場の空気を壊さないよう配慮し、「居させて~よ、居させて~よ」とおねだりする芸人魂を見せつけたが、しまいにはそのボスの女性からとんでもない要求があったと明かした。
なんと、噛んでいたガムを取り出した女性は「このガムを噛んだら居てもいいよ」と田中に差し出した。さしもの田中もブチ切れたのかと思いきや、なんと田中は「気付いたら噛んでいた」という。関ジャニ∞のメンバーからも「それはあかんやろ」と要求を断るべきだったと突っ込まれている。
「聞いているだけで切なくなるような若手時代の田中のほろ苦いエピソードですが、ネットでは2つの点に批判が集中。まずは、自分が誘った後輩が目の前で女性から侮辱されていながら、女性の過激な要求を制止しなかった田中の先輩芸人に対するもの。そしてもう一つは、やはり田中を徹底的に攻撃し続けた女性の言動です。一方で、絶対にその場の空気を壊すまいと耐え忍んだ田中の芸人魂を称える声も多く、『あくまでもブ男を演じるプロ魂を見た』『田中は芸人らしく自分が求められるものを理解してコメントしてる』といった反応も出ています。現在ではバラエティ番組の中でヒール役を求められることが多い田中ですが、場の空気を優先させるというスタンスは当時から否が応でも磨かれていたのかもしれません」(エンタメ誌ライター)
共演者からは、女性が噛んでいたガムを口にすることへのドン引きのリアクションがこだましたが、田中は「有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?」(テレビ東京系)の中で、モデルのみちょぱが食べていたメロンパンをニヤつきながらペロペロと舐め回す芸を披露。
合コンでの「このガムを噛んだら居てもいいよ」といった女性からの要求は、本人の中では実は“満更でもなかった”のかもしれない。
(木村慎吾)