お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が7月26日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。新型コロナウイルスの感染拡大リスクが懸念される観光支援計画「Go Toトラベルキャンペーン」の代案として、一人旅を対象とした支援策を推している。
東京都を除く全国ですでにスタートしている「Go Toトラベル」だが、グループでの旅行に伴う“3密”のリスクや、越境移動による感染拡大が問題視されており、賛否の集まる支援策となっているのが現状だ。
これについて、松本は「無い知恵を絞って思うんですけど、“お一人様半額キャンペーン”はどうですか?」と提案し、「食事とか旅行行くぶんには、マスクもしてるし、誰とも喋らないし、感染が抑えられると思う」と続けた。また、「観光地はお一人でも来て欲しいし」「(Go Toキャンペーンに代わる)対案を何とか僕は示したいと思って。100点満点なんて今はないから」と、ひっ迫した観光地の状況を心配している。
「コロナの感染拡大に注意しながらも、同時に経済活動を進めていかなければならない状況下ですから、松本の提案した一人旅を対象とする経済支援策は“ウィズ・コロナ”の思想にも則ったものといえます。ネットでも、飛沫感染のリスクや密の環境も生まれづらい一人旅に着目した松本の見解には、『良いですね。おひとり様なら食事中も話すこともないし、一人での旅行なら移動中も話さないから感染リスクは低い』との声や、『ただ否定するだけの野党議員や批判番組よりよっぽど対案出した意味がある』『反対や批判ばかりじゃなくて、こんな対案あるよ、と示した松本さん。常にこういう議論があるといいんだけどね』といった好意的な反応が集まりました。グループでの旅行を、1人ずつ分けて申請されてしまうことも考えられますが、松本の言う通り、コロナ禍では100点満点なアイデアなどありませんからね」(テレビ誌ライター)
政府が前倒しの見切り発車でスタートさせた「Go Toトラベル」よりも、松本が“無い知恵を絞って”と謙遜した代案の方がよっぽど合理的なアイデアだったのではないだろうか。
(木村慎吾)