女優の小芝風花といえば、4月期のドラマ「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)で務めたヒロイン役も好評で、人気・実力ともに急上昇中の若手演技派女優。オスカープロモーションの生え抜きで、業界内外を問わずファンも多い。
小芝は8月1日にスタートするドラマ「妖怪シェアハウス」(テレビ朝日系)で初の連ドラ主演に抜てき。7月30日には同作品のライブ配信イベント「夏の夜の妖怪ホームパーティー」が開催される。浴衣姿で撮影秘話や舞台裏を明かすというが、このドラマ出演に小芝ファンの中から不安の声があがっているというのだ。
「小芝が所属するオスカーでは米倉涼子ら主力女優が次々と退社。そのぶん生え抜きの小芝にはチャンスが回ってくるとポジティブな見方もありますが、記念すべき初主演ドラマが深夜枠というところにファンは引っ掛かっています。同じパターンは2018年3月期の『静おばあちゃんにおまかせ』で女優&主演デビューを果たした岡田結実がそうですし、なによりオスカー女優の深夜ドラマと言えば、誰しもが剛力彩芽のことを思い出すはず。しかし岡田はすでに退社していますし、剛力は前澤友作氏との熱愛騒動を経て女優としては開店休業状態。それゆえオスカー女優にとって深夜ドラマはあまりゲンが良いとは言えないというわけです」(テレビ誌ライター)
その剛力は2012年1月期の「ティーンコート」(日本テレビ系)を皮切りに、2014年1月期に「私の嫌いな探偵」(テレビ朝日系)、2015年4月期には「天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-」(同)と深夜ドラマでの主演を歴任。2016年4月期の「ドクターカー」(日本テレビ系)からは「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」(テレビ朝日系)、「レンタルの恋」(TBS系)、そして「女囚セブン」(テレビ朝日系)とほぼ丸1年にわたって主演作が続き、「深夜ドラマの女王」との異名で呼ばれたほどだ。
「それゆえ視聴者の間には【深夜ドラマ=剛力彩芽】のイメージが根強く、岡田結実が『私のおじさん~WATAOJI~』(テレビ朝日系)や『女子高生の無駄づかい』(同)で主演を務めた際には《テレ朝深夜のオスカー枠》と揶揄されたもの。それでも岡田はバラエティがメインのタレントだったので剛力の後釜とは言われませんでしたが、小芝は生粋の女優ですからね。《これでは剛力路線の継承者扱いだ》と心配の声もあがっています」(前出・テレビ誌ライター)
剛力と小芝の共通点は、人当たりが良くて現場のスタッフに好かれていることだという。そういった良い面は継承しつつも、女優としては剛力を超える活躍を期待するファンも多いことだろう。
(白根麻子)