俳優・綾野剛と星野源がW主演を務める「MIU404」(TBS系)の第5話が7月24日に放送され、世帯平均視聴率12.5%と初回から5話連続二桁視聴率を獲得。ネット上には、星野源演じる志摩一未の狂気を孕んだ目ヂカラ演技に「ゾクゾクする」といったコメントが多数書き込まれている。
このドラマは、警察内部で「何でも屋」と呼ばれる初動捜査のプロフェッショナルである機動捜査隊が舞台。24時間というタイムリミットの中で、正反対な性格の伊吹藍(綾野)と志摩(星野)がバディを組み事件を解決していく。
象徴的だったのは17日放送の第4話だ。拳銃使用による殺人未遂事件が発生。被害者である元ホステス・透子(美村里江)が暴力団の資金1億円を横領して空港行きの高速バスに乗って逃走。拳銃を持った犯人を確保してバスを降りようとする志摩のこめかみに、ほかの暴力団員が拳銃を突き付けるという危機迫る状況に追い込まれる。
しかし、本当に危機迫る状況がやってくるのは、この後の場面。志摩はゆっくり拳銃をつかむと親指で銃口を抑え「今撃つと暴発してお互いに死ぬな」と言い放ち、さらに銃口を額に付けて「撃てよ」と挑発。すんでのところで伊吹が割って入り事なきを得るも、伊吹は志摩の胸倉をつかみ「死ぬ気か!」と怒り狂う。この時の狂気を孕んだ星野の演技に、「震えるほどセクシー」などと艶気を感じるファンからのコメントもあがっている。
「同じ野木亜紀子脚本によるドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や、綾野剛と共演した『コウノドリ』(ともにTBS系)とはまったく違う役柄を演じている星野。本人も志摩について『闇というか憂いをずっと背負っているようなところがある』『なぜこんなに哀しい顔をするのか、だんだん明らかになっていく』とコメント。こうした憂いが、ファンからは艶めかしく見えているのでしょう」(女性誌記者)
このシーンの直後には「#MIU404」がツイッターの国内トレンド1位に輝くなど大反響。「志摩さん」もトレンド入りするなど話題沸騰となった。
新たな境地を見せつける星野源。“志摩の哀しい顔”の理由が気になって仕方がない。
(窪田史朗)