結婚や出産などの生活の変化を機に、家計管理に直面する人は多いのではないでしょうか。それまで積極的に貯金をしてこなかった人や、管理せず自由にお金を使っていた人ほど、「気付けば月末にはお金がなくなっている」という事態に陥りやすいもの。家計管理を始めたいけれど記録や管理が苦手な場合は、次のようなことからスタートしてはいかがでしょうか。
■家計簿アプリや口座振替を活用して家計をみつめる
「家計簿をつけるなんて面倒で習慣化できない!」という人は、キャッシュレス決済を活用すると“見える化”しやすくなります。例えば、クレジットカードを活用し、自動で家計簿に反映してくれるサービスを使います。利用しているクレジットカードを連携させると、家計簿化してくれるスマホアプリなどがとても便利です。また、キャッシュレス決済や口座振替での支払いを複数口座で行っている場合は、一つに集約することで出入金のすべての記録を一括管理することができます。
何にどのくらい使っているかを把握することが家計管理の第一歩。家計簿をつける以外の方法でも、自身のお金の使い方を見える化することができますよ。
■期間ごとの使用上限を決める
キャッシュレス決済だと使い過ぎてしまうため、できるだけ現金支払いにしたいという場合は、「使用上限」を決めるのがオススメです。例えば、月の使用上限を確定させ、4で割って1週間の使用上限を、30で割って1日の使用上限を算出することができます。1日や1週間単位で使う金額を決め、その金額しかお財布に入れないようにすることで、うっかり使い過ぎることを防ぎやすくなります。
■お金を使わない1日をつくる
「衝動買いがやめられない」「今までよりも少ないお金で暮らしたいが、ストレスが溜まって続かなそう」という場合は、お金を使わない生活を経験してみましょう。お金を使わずに楽しむ方法をみつけることも、家計管理への大きな一歩です。
最初から節約を成功させようとすると、嫌になってしまうかもしれません。最初の数ヵ月は、お金の流れを“知る”ことだけに集中するのもよいでしょう。スモールステップで目標を達成することで、管理の習慣化や目標金額の貯蓄などにも目を向けやすくなっていきますよ。
(Nao Kiyota)