4月14日に起きた熊本地震で、熊本在住のタレント・井上晴美は、その惨状を自身のブログに綴った。「ひどい揺れです。ずっと揺れて、こわい…泣」「余震がやみません。外には避難していますが、避難勧告が来ました」など、現場から状況をリアルタイムでアップした。
「現在井上は、夫と3人の子供と熊本に住んでいます。住んでいる町からほど近い、熊本県益城町で震度7の地震にあいました。ブログでは、崩れた塀などに道をふさがれ車が出られない様子や、友人宅が倒壊したことなどが書かれていました」(女性誌記者)
しかし、このブログを巡って、非難の声が上がったのだ。
「井上に対して『ブログをやっている暇があったら、もっと生活力をあげろ』『愚痴りたいのはお前だけではない』などと、中傷のコメントや書き込みが多数上がりました」(前出・女性誌記者)
しかしなぜ、井上のブログがバッシングされなければならなかったのか。
「どうせこれも、震災復興番組への出演アピールととられたのかもしれません。現に今まで田舎暮らしの芸能人として、取材を受けたこともありましたし」(写真誌カメラマン)
井上のように、火事場の荒稼ぎができない人からのやっかみというわけか。しかし、そうとばかりも言い切れないようだ。
「震災の大きさを知るうえで、最初のうちは好意的に受け取られていました。ところが、真剣にボランティア活動したい人や、支援物資を送りたい人たちに役に立つ具体的な情報もなく、ただ自分の惨状を訴えるだけのブログに、だんだん非難が集まったようです。現に自分のことは後回しにして、お年寄りや子供たちを助けている方も大勢いらっしゃいましたから」(スポーツ紙デスク)
手酷いバッシングが続き、18日には「どうでもいい」というタイトルで書かれたブログで、「ネットで悪く書かれているとか。一切見ていませんが聞こえていました。ただ私が感じていることを書いていることが、なぜそんな風になるのかよくわかりません。残念です。これで発信やめます」。
この書き込みを最後に更新はなく、事実上“ブログ停止宣言”となった。
「築80年の古民家をリフォームして、農業をしながら自給自足。“はるみ村”も作って、これからという時に被災して、ブログも炎上では、まさに泣きっ面にハチですね」(前出・スポーツ紙デスク)
なんにせよ、このピンチから、井上は今必死で立ち直ろうとしている時。一日も早い復興を望むばかりだ。