フジテレビの榎並大二郎アナウンサーが8月18日放送の「バイキング」(フジテレビ)の中で、“重症者”という言葉を言い間違えて舌打ちするというまさかの場面があった。
榎並アナは「重症者が急増」と読み上げなければならない場面で、「重症者」の部分を言い間違え、噛んでしまう。すると、放送では「チッ」という舌打ちの音が流れ、MCの坂上忍からは「頑張れ!大丈夫だ!」とのエールも送られた。
その後、反省した表情を浮かべた榎並アナは、コミックエッセイ「やめてみた」に関する話題の中で、「バイキングという番組、普通の番組じゃない。僕も局アナという立場で、甘んじて意見とか言わなかった。それをちょっとずつ言えるようになった番組が、今日、噛んで舌打ちしちゃった」と話し、「チッ」の舌打ちの主が自分であることを打ち明けた。
これには坂上も「ビックリしちゃった」と反応し、「最近、“重症者”がなかなか(正しく)言えなくて、噛みまくって、イラついてたところがあったわけ、榎並の中で」と榎並アナの悩みを明かしつつ、「舌打ちするとは思わなかった」とコメント。すると榎並アナは申し訳なさそうに「視聴者の皆様、お聞き苦しいところをお見せしました」と猛省している。
「榎並アナといえば、番組内でピリついた緊張感を放つ高圧的な坂上とは対照的に、常に周囲に気を遣いながら進行に努める硬派なキャラクター。腰が低く、ルックスも真面目で爽やかな印象ですが、坂上の指摘するように、まさか舌打ちをするとは誰もが想像だにしなかったはず。しかも、理由は“重症者”を噛んだからというもので、様々な意味でアナウンサーとして軽率な振る舞いだったといえるでしょう。ネットでも、『舌打ちするんだ…』『そんな人だったの? しかも放送中に…残念』『闇を抱えてそう』とそのギャップに驚く声や、『品行方正ぶっててもこういうところで人間性が表れる』『品がない』といったお叱りの言葉が出ています。中には、坂上の隣で日々の生放送に出演していれば、舌打ちくらいしたくなるといった同情もあり、坂上の高圧的な態度が榎並アナのストレスの元との指摘も囁かれています」(テレビ誌ライター)
温厚なキャラクターの榎並アナの口から突然飛び出した「チッ」の舌打ち。その遠因が坂上の独裁体制にあるのかは分からないが、コロナ禍に喘ぐこのご時世では、“重症者”のワードは今後も引き続き登場する機会は多いはず。
次回以降はスムーズに発音してこの難局を乗り切って欲しいところだ。
(木村慎吾)