情報番組「ひるおび!」(TBS系)の水曜コメンテーターを務めるフリーキャスターの伊藤聡子が8月27日、自身の公式ブログ「Be active! Be graceful!」を更新。コロナ禍にも関わらず、新幹線で大声で喋り続けるグループがいたことを報告している。
伊藤は「移動で不安になるとき」とのタイトルで記事を更新し、仕事で大阪へ向かっている際の新幹線でのエピソードを紹介した。「基本座席に座って移動しているだけなら、(新型コロナウイルスへの)感染リスクはほぼないと思っているのですが」としながらも、たまに不安を覚えるケースがあるとし、「2人組とか3人組のグループの乗客で、ご飯やお酒を飲みながらワイワイ話す人たちがそばにいたりする時です」と綴っている。
そしてこの日、伊藤の懸念する“ワイワイと話す3人組(うち2人はマスク着用なし)”が中央の通路を挟んで隣の席につき、「座席をクルリと回してボックス状態にして」盛り上がっていたという。伊藤は「え、えええ? 今、そういうこと、します?? 空いているときはすぐに別の席に移動するんですけど、今日はなぜか混んでいて動けず」と動揺。
その後、車掌がやって来て、3人組に対し、座席の回転や乗客同士の会話について「なるべくお控えいただくようにお願いしております。お席、元に戻してもよろしいですか?」と言ってくれたとのこと。伊藤はその車掌に座席の移動もお願いし、「快く他の席を探して変えて下さいました」と感謝し、コロナに対する危機意識が人それぞれで程度が異なることを実感したとも振り返っている。
「伊藤はこの日の出来事について、『私のように心配になる人もいれば、心配しすぎだよ~、と思う方もいると思うんですね』と様々な反応が出ることも想定しています。しかし、ブログを見た人の反応は伊藤の不安に同意する意見が大半。コロナ禍でマスクも着けず、ボックス席にして喋り合うのはマナー違反だとして、『そういう乗客は次の駅で降ろしてもいいレベル!JR各社の業績は9割減などと悲惨なことになってるのに、それでも乗らなきゃいけないならマナー守るのは当たり前』『マスクをしない団体に限って大声ではしゃぎ、側に来られると恐怖すら感じる』との指摘が寄せられています。行き過ぎた“自粛警察”が批判される一方で、こうした無自覚な人がいるのも事実。伊藤は最後に、コロナの新規感染者数が最近では少し減ってきたように見えるとしながらも、秋と冬を迎えた際にどうなるかが分からないとし、公共の場でのマナーに『気をつけていきましょうね』と呼びかけていました」(情報誌ライター)
長期戦が予想されるコロナ禍だけに、各々がニューノーマルを意識して、余計なクラスターを未然に防ぐ努力を心がけていく必要がありそうだ。
(木村慎吾)