お笑いコンビ・ガンバレルーヤのよしこが8月25日放送の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演し、街中でのロケで遭遇した屈辱的な出来事を明かしている。
よしこはロケ先で一般人から「小雪さ~ん」「多部未華子さ~ん」などと自身がモノマネをする女優の名前で呼ばれることも多いとし、その声かけに「はーい!」と反応するまでが定番のやり取りだという。
しかし、とある商店街を練り歩くロケをしていた際には、よしこの顔を見るやいなや「おい!めっちゃブスが歩いてんぞ!」と声高に叫ぶ呉服屋のお爺ちゃんがいたとのこと。しばらくして、その男性が店の中から沢山のお年寄りを引き連れて出てくると、他の老人までもがよしこの顔をジロジロと観察し、「ホントだ!めっちゃブサイクだなぁ!」と屈辱的な言葉を浴びせてきたと明かしている。
よしこは、女性にとってあまりに酷なこの出来事を振り返り、「私って顔一本でここまでやってきたので…」と“まさかの容姿イジり”に驚きつつ、「ちょっと寂しかった部分もある」とショックを隠せない様子だ。
「最近ではテレビの世界でも容姿や体型に関するイジりはご法度となっており、“他者を傷付ける笑い”はNGとなりつつあります。もちろん、中にはガンバレルーヤのよしこを始め、アインシュタインの稲田直樹のように自虐で笑いを取る芸人も居ますが、今回のよしこの街ロケでのケースは単なる中傷にも近いですからね。このエピソードにはよしこへの同情以上に『爺さん連中はお笑いと現実の区別を付けないといけない』『何も考えずに思ったままを口にする人とは関わりたくない』『いくら芸人でも1人の人間だし、その人の尊厳を傷付けるような言葉はイジりでもなんでもない』と、老人のデリカシーのなさに呆れる声が大半です」(テレビ誌ライター)
映画「Bの戦場」では“絶世のブス”OL役を演じていたよしこだが、役回りでもネタでもなく、素の状態で指摘されれば、さしものよしこでも傷つくのは当たり前。このご時世、他人の容姿をイジって名誉棄損の訴えを起こされたケースがあることを、肝に銘じるべきであろう。
(木村慎吾)