コロナ禍で、入店前に体温チェックをするというお店もありますが、みなさんは“人間の体温”について、どこまでご存じですか? 改めて聞かれると、知らないことも多いのではないでしょうか。
日本人の平均体温は、約60年前の1957年には36.89度でしたが、医療機器会社テルモの調べでは、現代人は36.14度なんだとか。平熱は子どもが高めで、高齢者になるにつれて体温が低くなる傾向に。そして、8割の女性が、平熱とされている36.5度に届かないとか。
また、体温は1日中同じではなく、約1度の幅で変化をしているそう。明け方が一番低く、昼頃から夕方までがピークとなり、夕方から少しずつ下がり始めます。
体温は、昔は口の中や脇の下で測っていました。最近では耳で検温をしたり、首や手首などで測ったりしていますが、どこで測るのが正解というのはありません。体温は身体の内部の温度を測るので、なるべく外気温などに影響されない部位で測るのがよいようです。例えば、脇をしばらく閉じていた状態で測ると、高めに出てしまうのでご注意を。
体温は測る場所でも違うので、耳で測った平熱、脇で測った平熱など、人によって高低差があります。そのため、熱を測る場合は、毎回同じ場所でチェックするようにしましょう。