ジャニーズの人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介が主演するドラマ「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」(TBS系)が高視聴率でスタートした。ただ、予断は許さない状況のようだ。
同ドラマは作家・横関大氏の刑事小説「K2 池袋署刑事課 神崎・黒木」が原作で、2人の刑事が池袋の街で巻き起こる凶悪事件に挑むドラマ。人情派のキャリア刑事・神崎隆一を山田が演じ、破天荒な刑事・黒木賢司を田中圭が演じる。初回の平均視聴率は11.2%と好発進だった。
「初回が9月11日に放送されたのですが、その前の週の4日には7月クールの『MIU404』の最終回が放送されていたんです。『MIU404』は綾野剛と星野源のW主演の刑事バディもの。『MIU』も最終回の平均視聴率は14.5%を記録したほどの評判のいいドラマでした。同じ刑事バディものが続いたので、期待値も高かったのでは?」(制作会社関係者)
いまやドラマ界では刑事モノや医療モノは「鉄板コンテンツ」と言われているだけに、どうしても設定が似てしまうのは致し方のないところ。今回はいい流れをつかんだようにも見えるが、先行きは厳しいとの見方もされている。
「『MIU』から間を置かずにスタートしてしまったため、内容を比べられているようです。同じ刑事バディものでも、『キワドい2人』の出来にガックリきている人は多いようで、『MIU』のほうがよかったとか、作りが薄っぺらいとか、あまり評価は高くない。そもそも山田はフジテレビの月9ドラマ『カインとアベル』で大コケして以降、ドラマではこれというヒット作もないですからね。下降線をたどるようなことがなければいいのですが」(芸能関係者)
ドラマが好調なTBSだが、果たしてどうなるか。