「今のやりくりで将来の教育資金は準備できるのかしら……」「レジャーや趣味に使うお金は、どれくらいに抑えればいい?」など、このような悩みはありませんか?
家計の不安を解消するには、「ライフプランニング」がオススメです。 これは、いつ頃にどんなイベントが待っているのか未来予想をしながら将来設計をすること。ライフプランをもとに「ライフプランニング表」を作成することで可視化でき、家計の見通しが立てやすくなります。
例えば、今から20年分の設計をする場合、2020年から2040年まで、1年ずつ縦に西暦を書き出します。パソコンのエクセルシートや升目のあるノートに書き出していくと書きやすく、また分かりやすいですよ。
書き出した西暦の横には、その年に合った夫の年齢を縦に書き出し、さらにその横に妻の年齢を、子どもの年齢を……という具合に、西暦ごとの家族の年齢を書き出します。西暦を選んで横に見ていくと、その年は誰が何歳の年かということが一眼で分かる表を作成するということです。
年齢表ができたらさらにその横に、マイホームや車の購入、子どもの受験など、費用がかさむ大きなイベントを金額と共に該当の年の欄に書き出していきます。
ライフプランニング表を作成していくと、家族の年齢によって確定しているイベントや、大きな買い物をしたい時期がみえてきます。すると、「この時期は出費が比較的少ないから貯蓄に力を入れて教育資金を貯めよう」「この時期は家計に余裕がなさそうだから、車の購入は別の時期にしよう」などと、イベント時期の調整もしやすくなります。貯蓄目標や毎月安心して使うことができる金額の見立てもしやすくなりますね。
とはいえ、今作ったプラン通りに進めないといけないと思うと、苦しくなってしまうかもしれません。ライフプランニング表は、ライフプランを変更したい場合にどんな変更が可能かを知る手がかりにもなりますから、家族会議を開くなどして定期的に見直すとよいでしょう。
ライフプランニング表の見本やテンプレートは、書籍やインターネットなどで簡単に手に入ります。今回紹介したものはあくまで一例で書式はさまざまですから、好みのものを選んでOK。安心できる家計管理への第一歩として、家計の未来をプランニングしてみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)