ひと肌恋しいこの季節。サラリーマンの寒々しい悲哀をコミカルに描き、視聴者に笑いとぬくもりを届けてくれるあのCMが、今年も始まった。
家具・インテリアのメーカー「ニトリ」の売れ筋商品「Nウォーム」のCMで“Nウォームはあたたかい~♪”の音楽にのせ、ベッドに寝ながらニンマリする、あのオジサンだ。新CMでは、職場で居眠りしてしまい、イスから転げ落ちた矢先にお偉いさんにしがみついて肝を冷やし、ドアと間違えてガラスにぶつかり冷たい視線を浴び、ウェブ会議中に猫に邪魔され、下半身のキュートなパジャマをさらして冷や汗タラリ。
そんな背筋も凍りそうなシチュエーションを、悲しくもどこかおかしな仕草で笑いに転化させているのが、俳優の清水伸だ。
「2015年秋のNウォームから、春のNクールシリーズとともに毎シーズン出演しており、もはや『ニトリのあの人』で通用するほど知れ渡った俳優ではないでしょうか。『ニトリのあの人』ではありますが、朝ドラ『エール』(NHK)では、主人公の実家の呉服店の従業員・桑田博人を演じています。また、この秋から冬にかけて、安藤サクラに日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞をもたらした『百円の恋』の武正晴監督最新作『アンダードッグ』(11月27日公開)、社交ダンスにおける女性同士のペアを描いた『レディ・トゥ・レディ』(12月11日公開)、井筒和幸監督が描いた、昭和を生き抜いたはみ出し者たちの群像劇『無頼』(12月公開)と、出演作が続々公開されます」(芸能ライター)
「ニトリのあの人」の、あの人らしからぬ様々な姿が見られそうだ。