“ジャニーズの帝王”といえば東山紀之。現在53歳だが、自主トレーニングを欠かさず、スーパーボディをキープしている。ドラマ「刑事7人」(テレビ朝日系)ではキレのある動きを見せ、評判になった。同作は15年にシーズン1がスタートして、現在シーズン6。ジャニーズタレントの主演作では希少価値の高いシリーズものだ。
東山がジャニーズ事務所に入所したのは、小学6年生のとき。東京・渋谷のNHKホールで公開収録されていた歌番組「レッツゴーヤング」を観に行ったあと、渋谷の交差点でジャニー喜多川氏から「どこから来たの?」とスカウトされた。ジャニー氏をひとめぼれさせたほどの美男子。しかし、その東山がかつて「いや~、男前が来たよねぇ」とベタ褒めしたジャニーズJr.がいた。のちにA.B.C-Zとなる橋本良亮だ。
「10歳でジャニーズ入りした橋本によって、A.B.C-Zが“完成”しました。そもそもグループは戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田僚一の4人がA.B.Cとして活動しており、KinKi Kidsの堂本光一、滝沢秀明の主演舞台の常連でした。ですが、15歳の橋本がジャニーさんに『YOU、今日からA.B.C-Zだよ』と言われて5人組になり、アルファベットの始まりの“A.B.C”に、最後の“Z”が足されたのです」(アイドル誌ライター)
A.B.C-Zは、Acrobat(アクロバット)、Boys(ボーイズ)、Club(クラブ)の略とあって、全員バック宙ができる。今年に入ると、河合が“ジャニーズものまね”でブレイクした。橋本は塚田、河合に比べるとキャラクターが薄い。そんな影の薄いキャラを吹き飛ばそうとしたのか、100名もの人が集まったジャニーズ忘年会で大暴れ。爪痕を残している。
「橋本は酔った勢いで、植草克秀に『飲め飲め』と酒をつぎ、近藤真彦の後ろから『マッチさん、今日は飲みましょうよ』と絡み、光一のグラスにシャンパンを注いだ際にあふれると、自分の口で受け止めました。見かねた岡本健一が説教しましたが、東山だけは違った。TOKIOの松岡昌宏に『松岡、あいつは大事にしようぜ』と告げたといいます」(前出・アイドル誌ライター)
良くも悪くも、伝説を築いた橋本。“ヒガシ刑事”の覚えはまだめでたいのだろうか。
(北村ともこ)