昨年12月に開催されたフィギュアスケート全日本選手権。若い世代が台頭した女子シングルでは、演技の成績発表を待つキス&クライで悲喜こもごもなシーンが展開された。
「とりわけ、村上佳菜子選手のSP演技終了後のキス&クライは不思議な光景でしたね。結果は12位と普通なら肩を落とすような成績なのに、村上選手は満面の笑みで両脇の山田満知子コーチも樋口美穂子コーチも納得の雰囲気。まるで表彰台も狙えると言わんばかりの様子だったのです」(スポーツライター)
その真相は、こういうことのようだ。
「音声が入っていないからわかりにくかったですが、村上選手とコーチ陣は、フリーが滑れることを喜んでいたようです。フリーはSPにエントリーした選手全員が滑れるわけではなく、男女ともに上位24人まで。今回、村上はそこまでの最悪の結果も頭に入れながらSPに臨んでいたということでしょう」(女性誌記者)
村上選手はフリーで好演しており、総合8位に食い込んでいる。大会後には引退を示唆するようなコメントを残しているが、もう一度、自身で納得のいく滑りをファンに披露してほしいものだ。
(芝公子)