3月15日から19日にかけて開催されているフィギュアスケート「世界ジュニア選手権2017」。女子は日本から本田真凜、坂本花織、白岩優奈の3選手が出場している。
「全日本選手権4位の本田選手が優勝候補ですが、全日本選手権で手袋を落とすという事態がありSPが17位だったものの、FSの健闘で6位に順位を上げた白岩選手も、全日本ジュニアで優勝し、全日本7位の坂本選手も表彰台狙いです。日本の表彰台独占も夢ではありません」(スポーツライター)
しかし、他国のジュニア選手もあなどれない。ジュニア選手のSPのPB(パーソナルベストポイント)のスコアランキングで見ると、1位、2位はロシアのアリーナ・ザギトワ選手とポリーナ・ツルスカヤ選手と、ロシア勢が押さえている。
「日本勢は本田選手が4位、坂本選手が5位、白岩選手が8位。ポイントではロシア勢2人にやや離されていますが、3位と本田選手の差はわずか0.76、本田選手と坂本選手の差もわずか0.45です。このレベルの闘いでは、ちょっとしたミスが命取り。そんなプレッシャーに精神的にも未熟なジュニア選手たちがどう耐えられるか。ささいなミスで動揺し、演技が崩れるということもシニア選手以上に起こりえますから、結果はわかりませんよ」(前出・スポーツライター)
今のジュニア選手は、シニアにも負けない難易度の高いプログラムを演じている。技術、そしてプレッシャーに負けない精神力で、持てる力を存分に発揮していただきたいものだ。
(芝公子)