自己分析を大きく間違えているとは言わないが、もっと根本的な問題があるのでは?
3月13日に放送されたバラエティ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に、タレントのソニンが出演し、自身のしくじり人生を振り返った。
ソニンといえば00年にダンスボーカルユニット「EE JUMP」としてデビューするも、同ユニットはわずか2年で解散。その後はソロとして奮闘するも、気がつけばあっという間に消えたイメージが強い。ソニンは自身を「知らぬ間に指示待ち人間になって人生見失っちゃった先生」と自称。指示待ち人間であることが芸能界においての失敗の原因だと説明した。
EE JUMP解散後にソロ活動をスタートさせたソニンは、ソロデビュー曲の「カレーライスの女」では大胆なエプロン姿でCDジャケット写真を命じられ、それに素直に従ったり、音楽バラエティ番組の企画でたった一人で6万個のドミノを並べるという無茶な企画に挑まされたりと、とにかく周囲の大人たちの指示に振り回され、精神的にも肉体的にもボロボロになって失墜していったという。
その体験を踏まえ「自身の意思をしっかり持って、行動していくべき!」と共演者や視聴者に訴えたのだが、世間からは即座に「指示待ち人間ということが失敗の原因ではないのでは?」というツッコミが入っている。
「デビューシングルからプロモーションに1億円をかけるなど、EE JUMPは期待の新人として売り出されました。3rdシングル『おっととっと夏だぜ!』はオリコンチャートで最高5位にランクインするなど、スタートダッシュは申し分なしだったはずです。ただし、後藤真希の実弟でもある相方のユウキが不祥事で脱退、事実上の解散を迎えました。今回のネット上の反応を見ても、その後の指示待ちうんぬんではなく、やはりEE JUMPが解散したその時点でソニンは終わったと判断する人が多かったようです。実際、EE JUMP時代は相方のユウキにばかり注目が集まっていましたから、むしろ、ユウキに出会ってしまったことが最大の“しくじり”だったのではという声が大半です」(エンタメ誌ライター)
とはいえ、モーニング娘。のオーディションに落選した過去があるソニンがEE JUMPでスポットが当たったのも事実。“しくじり”というより、全てがそういう運命だったと開き直るのが妥当かもしれない。
(佐伯シンジ)
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