「キル・ビル」は「ハリウッド映画ではない」!?出演者・田中要次らにタランティーノ監督が言い放った意外発言の「真意」とは
「『この映画は、アメリカ映画ですけど、ハリウッド映画ではありません』って言ったんです。『ん?』って思うじゃないですか…」
アメリカ映画「キル・ビル」(2003年)。自分と生まれてくる子供を殺そうとした暗殺者チームに復讐を誓う花嫁をアメリカの女優、ユマ・サーマンが演じて話題となり、日本での興行収入25億円を記録した。
監督と脚本を務めたクエンティン・タランティーノ氏が撮影前にメガホンを持ち、エキストラも含めた全演者を前にこう言い放ったのだと振り返ったのは、敵役の下部の1人を演じた俳優・田中要次。YouTubeチャンネル「ホイチョイ的映画生活~この一本~」(1月30日付)で、冒頭のように当時を振り返り、続けてタランティーノ監督の「そのココロは…」を解説している。
「現場始まってわかったのは、ハリウッド映画になると、(俳優組合があるから)ちゃんと9時5時でやらなきゃいけない。…(タランティーノ)監督はあんまりそういうのが好きじゃないみたいで、自分がやりたい時にやりたい。今、ユマ・サーマンいるけど大丈夫なの…って聞いたら、本人がOKしてれば大丈夫だってことで。だから彼女、まだお子さんが赤ちゃんだったから、(当時の夫の)イーサン・ホークさんも来てて…」
ユマ・サーマンは、待ち時間に授乳しながら撮影に挑んでいたといい、田中は、「それだけ体を張っててたんですね…みんな」とも語った。
ユマ・サーマンは、イギリスの俳優であるゲイリー・オールドマンと1990年に結婚。2年後に離婚し、アメリカの俳優、イーサン・ホークと98年に結婚し、2子をもうけた(04年離婚)。「キル・ビル」の撮影前に妊娠がわかり、1年間撮影が遅れたのは有名な話である。
幼い我が子を抱く幸せを知ったからこその、復讐に燃える迫真の演技だったに違いない。
(所ひで/YouTubeライター)
