食べ出すと止まらなくなるお菓子ってありますよね。じつは地方の名産品の中にも、そんなお菓子がけっこうあるんです。代表的なのが高知県の「ミレービスケット」。タレントの山口智充さんは、高知ロケに行った際にこのビスケットと出会い、以来やみつきになったというエピソードを、生活情報番組「はなまるマーケット」(TBS系)で紹介したことがあります。
このミレービスケット、見た目は何の変哲もない丸いビスケットなのですが、170~180℃の植物油でカラッと揚げて、揚げたてに天日塩を振りかけており、塩気と甘さがなんとも絶妙。一度食べ出すと止まらなくなるのはもちろん、買い置きをしてまで食べたくなる、高知県ではポピュラーなおやつだそうです。
山口さんのみならず、ミレーファンは芸能界に多数います。俳優の渡辺いっけいさんは、「朝だ!生です旅サラダ」(テレビ朝日系)の中で、自分がいかにこの味にハマっているかを熱く語りました。渡辺さんが“ミレー中毒”になったのは、アンパンマンの声でおなじみの女優・戸田恵子さんが、これを差し入れしたのがきっかけだそうです。
女優の羽野晶紀さんもファンの一人で、塩加減が最高だと言っています。曰く、海水天日塩が100%使用されており、「まろやかじょっぱさの配合がバッチグゥ」とのこと。ただし、気をつけないと手が止まらなくなり、一袋ペロリとなるから要注意なんだとか。
ミレービスケットを作っているのは、高知県の野村煎豆加工店。昭和30年頃から製造している歴史あるお菓子で、今でもその伝統的製法は変わっていないといいます。味の秘密は詳しく公開されていませんが、このサクサク感、香ばしさ、塩加減にどんな秘密が隠されているのか、気になるところです。