初めて見た人は「この女の人、誰?」と思ったのではないだろうか。新進気鋭の国際政治学者として注目を集める三浦瑠麗氏。討論番組などでは、舌鋒鋭い発言で並み居る識者を論破する。反対意見を聞くときはキッとニラむような態度、時に上から目線の薄笑いを浮かべる。東大出身の36歳、ご主人は外務省勤務という絵に描いたようなエリートだ。
しかし、世間の関心を引いているのは、彼女の発言内容よりも、その所作や衣装なのだ。夕刊紙記者が説明する。
「5月8日に放送された報道バラエティ番組『橋下×羽鳥の番組』(テレビ朝日系)にゲスト出演した三浦は、膝上15cmはありそうな短いスカートでした。国際政治の専門家として出演する討論番組には、到底似つかわしくない。それに加え、隣の男性ゲストの顔をのぞき込んだり、肩を寄せるような動きを見せるなど、自分の女性的魅力をチラつかせているようにも見えましたね」
三浦氏のファッションは度々ネットを騒がせている。フジテレビ系のニュース番組「ユアタイム」にゲスト出演したときは、短いスカートで足を組むポーズが話題になった。「いい足してるなぁ」「なんだ、この色っぽい評論家」など、視聴者からは番組内容より三浦の容姿に関する発言ばかりが飛び交う始末。
「テレビの世界では、文化人でも結局目立った者勝ち。同じ学者でも特徴のある人が重宝されます。三浦氏は、ともすれば退屈な展開になりがちな討論番組において、自分の美貌やなまめかしい衣装を武器にすることで、結果的に視聴者の興味を引くことに成功しているといえます」(前出・夕刊紙記者)
女性誌の取材で、テレビの出演料はほとんど衣装代に消えていることを明かしていた三浦氏。かなりの出費だろうが、宣伝費と思えば安いものだ。
持つべき武器は使うべきだが、そこを過剰に期待するテレビ局には首をかしげざるを得ない。