タレントで歌手の森口博子が、5月10日に行われたテレビ収録後の記者会見で発した言葉にガンダムファンから大ブーイングが沸き起こっている。
森口が出演したのは「Anison Days」(BS11)。“アニソン”ことアニメソングの名曲を振り返る番組で、森口は「こういう番組をやりたかった。実現できてうれしい」とコメント。さらに自身のデビュー曲で「機動戦士Zガンダム」の主題歌になった「水の星へ愛をこめて」について聞かれると、「歌手の森口博子を生んでくれた」と振り返った。これにガンダムファンがカチンときたという。なぜか。
「ガンダムファンにしてみれば『しれっと何をいってやがるんだ!』という気持ちでしょうね。というのも、森口はかつてガンダムの主題歌でデビューしたのが嫌だったと発言しているからです。今でこそアニソンは世間的に認められていますが、以前は『子供だましの音楽』扱いでしたから嫌だったんでしょう」(エンタメ誌ライター)
森口が歌った「水の星へ愛をこめて」はガンダムシリーズの音楽の中でも名曲のひとつに挙げられる。その歌手が「アニソンは嫌」と斬り捨てたため、ファンが裏切られた気持ちになっても不思議はない。
「今はアニソンの地位が向上したこと、彼女が歌謡曲でヒット曲が出ずアニソン頼りになっていることもあって、森口は『嫌だった』発言を封印しています。それでもいまだに彼女の昔の言葉を引っ張り出してくるガンダムファンは多い。それだけ怒りが大きいということでしょう」(前出・エンタメ誌ライター)
Zガンダムでアムロとシャアが和解したように、ガンダムファンと森口が手を握り合う日は来るだろうか。