栃木県の温泉ホテルにて専属歌手として活動していた44歳の演歌歌手・宇都ノ宮晃が、16歳の女子高生とみだらな行為に及んでいたとして逮捕された。12年から週6日のペースで活動していた宇都ノ宮容疑者は“栃木のプリンス”と呼ばれ、宿泊者限定の入場無料ライブはオバサマたちで満員に。6月22日にはバースデーディナーショーも企画されていた。
「ディナーショーは予定数完売のため翌23日にも追加公演を開催するほどの人気ぶり。料金は1泊2食・飲み放題付きで1万4980円からとなっており、通常の宿泊プランより高めに設定するなど、彼がホテルの売り上げに貢献していたのは明らかです」(週刊誌記者)
そのホテルでは支配人自らが“宇都ノ宮晃のマネジャー”を名乗り、「晃ちゃんの相棒」というタイトルでブログを運営。テレビ出演があれば「まもなく放送!」と煽るなど細かい対応を続けていた。ところが6月5日の未明には「晃が体調不良の為 体調が完全に良くなるまでの間 ショーを休演」と更新。そして逮捕が報じられた翌6日には、お詫びや釈明の言葉もなく、あっさりとブログを閉鎖したのである。
「手のひらをかえすとはまさにこのことですね。同ホテルでは石川県や静岡県の系列ホテルで宇都ノ宮容疑者の出張公演を開催するなど、彼を集客の目玉として重宝していました。昨年2月には支配人のブログにて『晃にとって今年は更なる飛躍の年』『少しでも多くの皆様に晃の歌声を届けたい』などと持ち上げていたのですが、いまや同ホテルの公式サイトにも宇都ノ宮に関する記述は跡形もナシ。この残酷対応にはファンからも批判の声があがっています」(前出・週刊誌記者)
もちろんホテル側としては、企業防衛として当然の対策をしたまでのこと。だが宇都ノ宮容疑者は犯行動機として「仕事のストレス解消のため」と語っており、ホテルとしては専属歌手のメンタル面にまで気を配るべきだったのかもしれない。
(白根麻子)