6月10日放送のバラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)にて披露されたパロディネタに、視聴者からの批判が渦巻いた。それは本編の合間に放送された、たむらけんじと鈴木紗理奈によるミニコーナーでの出来事だった。
「たむらと鈴木は『ブルゾンちえみ with B』のパロディを披露。そのネタに取り上げたのが、たむらの経営する焼肉店で起こった食中毒事件だったことから『不謹慎!』との批判が殺到したのです」(テレビ誌記者)
たむらは副業として「炭火焼肉たむら」を経営。08年時点で年商6億円という繁盛ぶりを見せていた。だが同年7月に名古屋にある3号店にて生レバーやユッケを食べた客が下痢や腹痛を発症。名古屋市から営業停止処分が下り、16日間の休業を余儀なくされたのである。
「めちゃイケではブルゾン役の鈴木が『食中毒出したのなんて何歳のときだと思ってんの?』というフリを繰り出し、たむらが腹文字を見せながら『35歳!』と言い放ったのです。さらに『何人、食中毒起こしたのかな?』というフリには『4人!』と叫ぶなど、不謹慎極まるネタを連発。これには視聴者から『食中毒を出したことをネタにするのは、いかがなものか?』『実際に苦しんだ被害者がいるのに‥‥』と批判の声があがったのも当然でしょう」(テレビ誌記者)
当のたむらは「食中毒のくだり、ホンマはやりたくなかった!」と吐き捨てていたので、もしかするとスタッフの用意した台本に乗っかっただけなのかもしれない。だが、視聴者に与えた不快感は弁解しようもなく、被害者がいる事件をネタにした彼とフジテレビがあまりにも非常識なのは明らかだろう。